マツモ(松藻)

多年草
北海道〜沖縄の湖沼、溜池、河川、水路などに生育する沈水性浮遊植物。根はなく、水面下に浮遊するが、ときに茎の基部が「仮根」の役割を果たし水底に固着していることもある。茎は全長20〜120cm、盛んに分枝する。葉は5〜8輪生し、長さ8〜25(〜35)mm、線状の裂片が1〜2回二叉状に分かれ、裂片の縁には鋸歯がある。開花を見ない集団も多いが、開花する集団では多数の花をつけ結実も良い。花は雄花と雌花が同一茎上の別の節にそれぞれ1個ずつつく。雄花は10個余りの雄しべが集合、雌花は1個の雌しべからなる。果実は長楕円形で本体の長さ3〜4.5mm、先端と基部の両側に計3本の長い刺状の突起がある。花期は5〜8月。(日本の水草)
学名は、 Ceratophyllum demersum
マツモ科マツモ属



▼2018年10月24日 大垣▼葉は5〜8個が輪生する。▼葉は2叉し、裂片の縁に鋸歯がある。

マツモ

マツモ

マツモ

▼葉は長さ約2cm。▼葉の鋸歯(標本)。

マツモ

マツモ

マツモ

マツモ



▼2014年9月14日 西嫁島▼葉は長さ約2cm、1〜2回分かれる。

マツモ

マツモ

マツモ

▼葉の縁に鋸歯がある。

マツモ


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑