マツバスゲ(松葉菅)

多年草
本州〜九州の平地〜丘陵地の湿地に生える。根茎は短く叢生する。葉は幅1〜1.5mm。有花茎は高さ10〜40cm、平滑。小穂は1個を頂生し、長さ1〜2cm、上部の雄花部は雌花部と同長または少し長い。果胞は鱗片と同長またはやや短く、長さ1.5〜2mm、無毛、果胞はふくらみ、果実はゆるく包まれる。柱頭は3岐。果期は4〜6月。(日本のスゲ)
学名は、Carex biwensis
カヤツリグサ科スゲ属ハリスゲ節
よく似た、ハリガネスゲは果胞が少数で小穂が長さ0.5〜1cmと短く、果胞が2.5〜3mmと大きい。



▼2014年5月1日 玉湯▼小穂の上部は雄花部。

マツバスゲ小穂

マツバスゲ小穂

マツバスゲ雄花部

▼小穂の下部は雌花部。▼小穂は長さ約1.5cm。

マツバスゲ雌花部

マツバスゲ小穂

マツバスゲ小穂

▼果胞は長さ約2mm、鱗片は少し短い。

マツバスゲ果胞

マツバスゲ果胞鱗片

マツバスゲ果胞鱗片

▼果胞は長さ約2mm、先端は短い嘴になる。▼鱗片は長さ約1.5mm。▼果胞の口部。

マツバスゲ果胞

マツバスゲ鱗片

マツバスゲ果胞

▼若い果実は長さ約1.5mm。

マツバスゲ果実

マツバスゲ

マツバスゲ




▼2007年5月20日 佐草

マツバスゲ

マツバスゲ

▼2007年5月3日 佐草

マツバスゲ

マツバスゲ

マツバスゲ

マツバスゲ



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