マスクサ（升草）

多年草 本州〜九州の平地〜低山地の樹林内や草地、路傍などに生える。根茎は短く叢生する。葉は幅2〜5mm。有花茎は高さ30〜60cm、鈍稜があって平滑。花序は5〜8個の無柄の小穂を間隔を開けてつけ、苞は葉状で花序より著しく長い。小穂は雌雄性で、多数の雌花と基部に少数の雄花をつけ、緑色、長さ5〜10mm、幅約4mm。雌鱗片は果胞より明らかに短く、帯白色で中肋は緑色。果胞は広卵形で扁平、長さ3〜3.5mm、翼は広く上半部の縁は著しくざらつき、上部は急に狭まって短い嘴となり、その口部は2歯となる。果実は長さ約2mm。柱頭は3岐。果期は5〜7月。（日本のスゲ） 学名は、Carex gibba カヤツリグサ科スゲ属マスクサ節

▼2015年5月31日　八雲	▼苞は葉状で長い。
▼苞は葉状で長い。
▼小穂の基部に雄花が見える。		▼小穂は長さ約1cm。
▼小穂の上部に雌花、基部に少数の雄花がある。		▼小穂の基部の雄花部。
▼雄しべが残っている。	▼雌鱗片は果胞より短い。	▼柱頭は3岐。
	▼鱗片は長さ約1.8mm、先端は芒がある。	▼鱗片は長さ約2.1mm。
▼果胞は長さ約2.8mm、周囲に翼がある。	▼果胞は扁平、腹面。	▼果胞の嘴が長く2歯、翼に鋸歯がある。
▼果実は薄い果胞に密に包まれる。	▼果実は長さ約1.9mm、盤状付属体がある。	▼葉は幅約4mm。
	▼茎の高さは約40cm。

▼2014年5月22日　八雲	▼苞は葉状で長い。
	▼小穂の基部に雄花がある。	▼雄花の葯が見える。
	▼小穂は長さ約1cm、上部は雌花。	▼小穂の基部に雄花の葯が見える。
▼果胞は扁平。	▼柱頭は3岐し、鱗片は果胞より短い。	▼鱗片は長さ2.3mm、果胞は2.8mm。
▼果胞の口部は2歯があり、周囲に翼がある。		▼果実は長さ約2mm、盤状の付属体がある。
▼葉の幅は約4mm。
▼2012年6月11日　八雲
	▼柱頭は3岐する。	▼小穂の基部に雄花がある。
▼果胞は長さ約3mm。	▼雌鱗片は果胞より短く、中肋は芒となる。	▼果胞は扁平、縁は翼となる。
▼果実は長さ約2mm。
▼2011年6月4日　大海崎
		▼果胞は長さ約３mm、広い翼がある。
▼小穂の基部に雄花がある。		▼苞は葉状で長い。
▼2011年6月23日　東長江

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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