ママコナ(飯子菜)

1年草
北海道〜九州丘陵・山地の林縁や草原などに生育する。半寄生植物。茎は直立して分枝し、高さ20〜50cmになる。葉は長さ2〜8cmの長卵形で、両端は尖り、0.3〜1.5cmの柄があり、両面に短毛がある。枝先に長さ5〜10cmの穂状花序を形成し、長さ1.4〜1.8cmの赤紫色の花を咲かせる。花冠の下唇には2条の白色の斑紋がある。苞は葉状で、縁は刺状の歯牙になる。花軸や萼には白毛がやや密に生える。花期は7〜9月。(広島の山野草)
花冠は喉部の両側に白色の班がある。(原色日本植物図鑑)
学名は、Melampyrum roseum var. japonicum
ハマウツボ科ママコナ属
似た花で、苞に鋸歯がなく、花喉の両側に黄色の斑があるミヤマママコナがある。



▼2012年8月22日 玉湯▼花喉の両側に白色の斑がある。

ママコナ花

ママコナ花

ママコナ花序

▼苞葉は葉状で尖った鋸歯がある。

ママコナ花序

ママコナ苞

ママコナ苞

▼葉は長さ約3cmの長卵形。

ママコナ苞裏面

ママコナ茎

ママコナ葉

ママコナ葉裏面

ママコナ

ママコナ




▼2008年8月24日 宍道▼苞葉に刺状の鋸歯がある。

ママコナ花

ママコナ花

ママコナ苞

▼苞葉。▼葉▼茎

ママコナ苞

ママコナ葉

ママコナ茎

ママコナ花序

ママコナ

ママコナ

▼2004年8月10日 佐草▼花喉の両側に白色の斑がある。▼苞には刺状の鋸歯がある。

ママコナ花

ママコナ花

ママコナ苞

▼果実

ママコナ果実

ママコナ果実

ママコナ葉

ママコナ葉

ママコナ花序

▼2005年8月28日 東忌部

ママコナ花

ママコナ花序

ママコナ花序

▼2005年7月10日 東忌部▼苞には鋸歯がある。

ママコナ花

ママコナ苞

ママコナ花

ママコナ花

▼2014年10月28日 果実 玉湯▼少し若い果実。▼熟すと2裂して種子が出る。

ママコナ果実

ママコナ果実

ママコナ果実

▼果実は長さ約8mm。▼種子が3個入っていた。▼種枕がついた種子は長さ約4.5mm。

ママコナ果実

ママコナ種子

ママコナ種子

▼種子下部の種枕。▼種枕を除いた種子、長さ約3.5mm。

ママコナ種子

ママコナ種子

ママコナ

ママコナ

▼2012年11月7日 果実 玉湯▼果実の裂け目から種子が見える。

ママコナ果実

ママコナ果実

ママコナ果序

▼果実に1個の種子が入っていた。▼種子は長さ約2.5mm。▼鋸歯のある苞が残っている。

ママコナ果実

ママコナ種子

ママコナ果序

▼枯れた茎、枝。

ママコナ果序

ママコナ



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