多年草 北海道〜九州の沼沢や河口に生育し、著しく群生する。茎は高さは1〜2m、根茎は太く横に臥して伸び、その先端に越冬芽をつけ、越冬芽は泥の中に潜む。茎は太く円柱形、平滑・無毛。葉は長さ50〜100cm、幅2〜3cm、無毛でざらつく。花序は長い円錐形、長さ40〜60cm、枝は半輪性。花序の上半に雌性小穂が、下半に雄性小穂がつく。雌性小穂は線状披針形、長さ20〜25mm、淡黄緑色を帯び長い芒がある。雄性小穂は挟披針形、長さ6〜10mm、淡紫色。果実は混紡形、暗灰色、光沢がなく長さ8〜9mm。花期は8〜9月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Zizania latifolia イネ科マコモ属 |
▼2010年9月29日 雌小穂 西川津 | ▼雌小穂には長い芒がある。 | |
▼雄小穂は花枝の下方につく。 | ||
▼雄小穂に長い芒がつくものもある。 | ▼上方に雌花、下方に雄花がつく。 | |
▼2008年10月4日 雄小穂 西川津 | ▼雌小穂 | |
▼雌小穂には2〜3cmの芒がある。 | ▼雄花 | ▼大きな葉舌がある。 |