多年草 北海道〜九州の原野や路傍の水辺、水田付近の湿地・休耕水田などに生育し、群生する。茎は高さ70〜180cm、直立・叢生し、匍匐茎を出す。全体無毛。葉は長さ20〜25cm、幅8〜25mm、広線形。葉舌は白色で薄く切形、長さ3〜5mm。葉鞘は平滑。花序は複総状で直立し、小穂は密集し、淡紫褐色をおび光沢はなく、長さ5〜10cm。小穂は卵形で長さ4〜5mm。苞穎は広披針形で同形。第1〜第2小花は、極端に退化。第3小花は長さ3〜3.5mmで護穎に短い毛がある。果実は鋭頭、腹部は突形、暗灰褐色、先端は黒色、光沢なく長さ1.6〜2mm。花期は6〜7月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Phalaris arundinacea イネ科クサヨシ属 |
▼2015年6月7日 西長江 | ||
▼花序は長さ約16cm。 | ||
▼苞穎に3脈があり背は竜骨となる。 | ▼苞穎は同形で、長さ約4mm。 | ▼苞穎の中に小花がある。 |
▼第1、第2小花は退化し第3小花だけがある。 | ▼護穎には伏毛がある。 | ▼第3小花の基部に退化した小花がある。 |
▼退化した第1、第2小花。 | ▼第3小花は両性花。 | ▼葉舌は白色で切形。 |
▼葉鞘や茎は無毛。 | ||
▼2011年6月5日 玉湯 | ||
▼2009年5月31日 花期には穂が開く。 八雲 | ||
▼小穂は長さ5mm程度。 | ||
▼小花の護穎には短毛。第1小花、第2小花は退化。 | ||
▼2009年6月14日 果期には1本の束となる。 乃白 | ||