多年草。 北海道〜九州の草原などに生え、20〜80cmになる。茎にはまばらに下向きの毛が生える。葉は対生し長さ5〜15mmの葉柄があり、卵形または長卵形で長さ2〜4cm、基部は丸く、ふちには鋸歯がある。枝先の花穂に紅紫色の花を数段に輪生し、仮輪は互いに離れてつく。それぞれの花には線形の小包葉があり、萼より長く突き出し目立つ。花冠は長さ6〜10mm、上唇は小さく、下唇は大型で3裂する。雄しべは4個あり、うち2個が長い。花冠の外面に微毛があり、内面に赤い斑点がある。萼は紅紫色を帯び、開出毛がある。萼の上唇の歯は細長く尖る。花期は8〜9月。 学名は、Clinopodium chinense subsp. grandiflorum var. urticifolium シソ科トウバナ属 似た花にヤマクルマバナがあり、花が白色で萼が通常紫色を帯びない。 |
▼2005年7月10日 八雲 | ||
▼2004年7月11日 乃白 | ||
▼2004年7月11日 かんべの里 | ||
▼2007年8月10日 東忌部 | ||
▼2010年9月18日 八雲 | ||
▼脈上に毛がある。 | v葉の縁に毛が多い。 | ▼葉裏には腺点が散生する。 |
▼腺点と脈上の毛が散生する。 | ▼茎には下向きの毛がある。 | |