クロモ(黒藻)

多年草
北海道〜沖縄の湖沼や溜池、河川、水路などに生育する沈水植物。茎はよく分枝し、各節に3〜8葉を輪生する。葉は無柄で線形、長さ8〜20(〜26)mm、幅1〜3mm、葉縁には目立つ鋸歯があり、ときに著しく反り返る。雄花は葉腋につき、開花するときは植物体を離れて水面に浮く。雌花は子房が花柄状に伸びて水面で開花する。萼片、花弁とも3枚。果実は長さ3〜4cm、2,3本の突起がある。雌雄異株と雌雄同株の系統がある。雌雄異株の個体は腋性殖芽、雌雄同株の個体は塊茎を形成する。花期は8〜10月。(日本の水草)
学名は、Hydrilla verticillata
トチカガミ科クロモ属



▼2014年9月11日 秋鹿▼子房が花柄状に伸び水面で花が咲く。▼花弁、萼片が3個ずつ。
(他の植物の果実がついている。)

クロモ花

クロモ花

クロモ花

▼花は長さ約4mm。

クロモ花

クロモ花

クロモ花

▼花弁、萼片は長さ約4mm。▼花の中心に柱頭がある。▼柱頭には毛状の突起がある。

クロモ花

クロモ花

クロモ花

▼柱頭は3個ある。▼輪生する葉には小さな鋸歯がある。

クロモ花

クロモ

クロモ葉

▼7個の葉が輪生する。▼葉は長さ約13mm。▼葉の先端部には毛がある。

クロモ葉

クロモ葉

クロモ葉

▼葉には尖った鋸歯がある。▼葉腋についた殖芽。

クロモ花葉

クロモ殖芽

クロモ

クロモ




▼2015年8月23日 秋鹿

クロモ花

クロモ花

クロモ花

▼2叉した葉を輪状につけるマツモ。

クロモ

クロモ

▼2015年8月1日 秋鹿▼7個の葉が輪生し、縁に鋸歯がある。

クロモ

クロモ

クロモ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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