クマワラビ(熊蕨)

常緑性シダ植物
北海道(奥尻島)、宮城県〜九州の林下に生える。根茎は太く直立。葉柄基部に卵状長楕円形〜線状披針形で赤褐色〜褐色の鱗片が密生する。中軸では線状披針形で褐色の鱗片がまばらにつく。葉は1回羽状複葉で、下部の羽片は少し短くなる。小羽片の先端は鋭頭。葉脈は表面で凹み、小脈は二叉。下部の羽片の小羽片は基部が耳状にふくれる。ソーラスは小羽片の中肋と辺縁の中間に、葉身の上部だけにつき、その部分の羽片は縮み、秋には枯れる。包膜は円形。
学名は、Dryopteris lacera
オシダ科オシダ属



▼2008年12月20日 鹿島▼上部のソーラスのつく部分は秋に枯れる。▼葉脈凹み、2叉する。

クマワラビ

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クマワラビ

▼先端は枯れている。▼ソーラスの包膜は縮んでいる。

クマワラビ

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▼2008年5月17日 東持田▼上部のソーラスのつく部分は縮んでいる。

クマワラビ

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▼小羽片はとがり、葉脈は凹み2叉する。

クマワラビ

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▼褐色の鱗片が密生する。

クマワラビ

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▼2008年5月4日 玉湯▼最下部の羽片。

クマワラビ

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▼ソーラスは葉の先端部につく。▼ソーラスのつく小羽片は縮む。

クマワラビ

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▼ソーラスは大きい。▼中軸、葉柄基部には褐色の鱗片が密生する。

クマワラビ

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▼2008年12月13日 玉湯 幼葉のせいか季節によるのか葉柄基部に鱗片が少ない。

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