コウゾリナ（剃刀菜・顔剃菜）

越年草・短命な多年草 北海道〜九州。根は紡錘状。全体に先が2つに分かれて鈎状になった剛毛がある。茎は高さ25〜200cm。根出葉は開花時に枯れ、茎の下部の葉は倒披針形で長さ8〜22cm、基部はしだいに細狭まり、有翼のある柄となり、茎に狭く沿下する。茎の中部の葉は披針形で長さ6〜12cm、基部は茎を抱く。頭花はゆるい散房花序につき、径2〜2.5cm、総苞は長さ10〜11mm、内片は線状披針形で、背に1〜2mmの剛毛があり、外片は短い。小花は黄色、30〜34個ある。そう果は赤褐色で、紡錘形、長さ3.5〜4.5mm。冠毛は長さ6〜7.5mmで早落性。花期は5〜10月。（日本の野生植物） 学名は、Picris hieracioides subsp. japonica キク科コウゾリナ属

▼2014年5月1日　玉湯
▼総苞外片は短く、ともに剛毛が生える。	蕾。	▼花は直径約2.7cm。
▼花は舌状花のみ。		▼舌状花、長さ約7mmの冠毛がある。
	▼上部の葉（上）、下部の葉（下）。	▼葉には短毛がある。
▼裏面に短毛がある。	▼茎に剛毛が多い。	▼毛の先端が2分している。

▼2009年9月5日　玉湯	▼総苞には剛毛が生え、外片は短い。
▼裏面主脈上の毛	▼茎に毛がある。	▼季節が遅いのか根生葉がある。
	▼幼苗の根生葉
▼2006年5月28日　佐草
▼2004年4月24日　乃白		▼茎葉には葉柄がなく、基部は茎を抱く。
▼2009年11月14日　玉湯
	▼2004年12月3日　熊野
▼2013年5月22日　果実と冠毛　朝酌	▼冠毛が開く前の総苞。	▼開いた冠毛は直径約3cm。
	▼冠毛は長さ約9mm。	▼冠毛は羽毛状に枝が出る。
▼果実は長さ約5.5mm。	▼横じわが多い。
▼花は直径約2cm。
▼花は舌状花のみ、長さ約7mmの冠毛がある。
▼2012年11月22日　果実と冠毛　西川津
▼冠毛が開く前の総苞。	▼総苞片には剛毛がある。	▼冠毛が広がると直径約3cmになる。
▼冠毛は長さ約7mm、果実は長さ約5mm。	▼冠毛は羽毛状に枝がある。
▼果実は湾曲し、縦筋と横筋がある。		▼頭花は舌状花だけからなる。
▼2011年6月9日　果実と冠毛　八雲
▼2007年6月2日　果実と冠毛　玉湯
▼2007年2月12日　ロゼット葉　乃白
▼2007年1月21日　ロゼット葉　佐草

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑へ