コウヤボウキ(高野箒)

落葉小低木
関東地方以西〜九州の山地のやや日当たりのよい林縁などに生える。高さ50〜100cmになる。枝は短毛が生える。本年枝には長さ2〜5cmの卵形の葉が互生し、2年枝には細長い葉が数個ずつ束生する。ふちには浅い鋸歯がまばらにある。どちらも伏毛があり、3脈と細脈が目立つ。本年枝の先に直径1cmほどの頭花を1個ずつつける。頭花は白い筒状花が10数個集まったもので、筒状花は長さ約1.5cm。果実はそう果。長さ約6mm、毛が密生し、先端には赤褐色の冠毛がある。花期は9〜10月
冬芽はまるい。白っぽい毛が密生する。(樹に咲く花)
学名は、Pertya scandens
キク科コウヤボウキ属
似た花のナガバノコウヤボウキは2年枝に花がつく。



▼2013年10月21日 東忌部

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

▼頭花は筒状花のみで直径約2.5cm。▼花冠は長さ約2cm、冠毛は約1.2cm。

コウヤボウキ花

コウヤボウキ筒状花

コウヤボウキ葉

▼葉身は長さ約3.2cm。▼表面にも伏毛が多い。

コウヤボウキ葉

コウヤボウキ葉

コウヤボウキ葉裏面

▼裏面に伏毛が多い。▼枝に伏毛が多い。▼本年枝の先端に花をつける。

コウヤボウキ葉裏面

コウヤボウキ枝

コウヤボウキ

コウヤボウキ

コウヤボウキ




▼2012年10月29日 玉湯▼筒状花は5深裂する。

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

v花は直径約2cm。▼総苞は長さ約8mmの円柱形。▼子房(果実)には長さ約9mmの冠毛がある。

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

▼子房(果実)に毛が密生する。▼本年枝の先端に花をつける。

コウヤボウキ子房

コウヤボウキ

▼2010年11月17日 秋鹿

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

コウヤボウキ葉

▼裏面。浅い鋸歯の先端は刺状になる。▼枝には短毛が生える。▼2年枝には葉が数個ずつ束生する。

コウヤボウキ葉

コウヤボウキ枝

コウヤボウキ2年枝

▼本年枝には葉が互生する。

コウヤボウキ本年枝

コウヤボウキ

▼2005年10月9日 東忌部

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

▼2004年10月11日 佐草

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

コウヤボウキ花

▼本年枝

コウヤボウキ

コウヤボウキ葉

コウヤボウキ

▼2003年10月12日 上来待▼本年枝の先端に花をつける。

コウヤボウキ花

コウヤボウキ

▼2013年1月7日 果実 東出雲

コウヤボウキ果実冠毛

コウヤボウキ果実冠毛

コウヤボウキ果実冠毛

▼筒状花が残っている。▼冠毛は長さ約1cm。

コウヤボウキ果実冠毛

コウヤボウキ果実冠毛

コウヤボウキ果実冠毛

▼果実は長さ約5mm、白毛に覆われる。▼果実の先端に花柱が残る。▼果実には白い長毛が密生する。

コウヤボウキ果実

コウヤボウキ果実

コウヤボウキ果実

▼冠毛には斜上する微毛がある。▼冠毛の拡大、微毛がある。▼冬芽は白毛に包まれる。

コウヤボウキ冠毛

コウヤボウキ冠毛

コウヤボウキ冬芽

コウヤボウキ

コウヤボウキ

▼2012年2月22日 果実 玉湯▼果実は長さ約5mm、約1cmの冠毛がある。▼果実には毛が密生する。

コウヤボウキ果実冠毛

コウヤボウキ果実冠毛

コウヤボウキ果実

コウヤボウキ

▼2004年2月28日 佐草 果実と冠毛

コウヤボウキ果実冠毛

コウヤボウキ果実冠毛

▼2004年12月12日 果実と冠毛 東忌部

コウヤボウキ

コウヤボウキ果実冠毛

▼2006年2月25日 田和山 果実の落ちた総苞の様子。

コウヤボウキ総苞

コウヤボウキ総苞

コウヤボウキ総苞

▼2007年5月5日 2年枝 東長江▼本年枝

コウヤボウキ2年枝

コウヤボウキ2年枝

コウヤボウキ葉

コウヤボウキ

▼2011年4月9日 2年枝の芽吹き 乃白

コウヤボウキ芽吹き

コウヤボウキ芽吹き

コウヤボウキ芽吹き

コウヤボウキ

▼2021年3月27日 芽吹き 法吉

コウヤボウキ芽吹き

コウヤボウキ芽吹き

コウヤボウキ芽吹き

コウヤボウキ芽吹き

v2011年2月26日 冬芽は白い毛に覆われる。  玉湯▼2006年2月25日 冬芽 田和山

コウヤボウキ冬芽

コウヤボウキ冬芽

コウヤボウキ冬芽

▼2011年4月9日 冬芽 玉湯

コウヤボウキ冬芽

コウヤボウキ冬芽

コウヤボウキ冬芽

コウヤボウキ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑