コスミレ(小菫)

多年草
本州〜九州の人家近くや山野に生える。高さ6〜12cmになる。葉は数多く束生し、花期には長さ2〜5cmの長卵形で先はとがる。裏面は淡紫色を帯びる。夏の葉は三角形で大きい。花は白っぽいものから淡紅色まで変化が多い。花弁は長さ1〜1.5cmで幅が狭く、紫色のすじが目立つ。側弁はふつう無毛だが、ときに毛のあるものもある。柱頭はカマキリ型。距は長さ6〜8mmで細長い。距に毛が散生するものもある。コスミレは変異が多く、葉に毛があって、ノジスミレに似ているものや、花の色が紅紫色でアカネスミレに似ているものもある。花期は3〜4月。(野に咲く花)
学名は、Viola japonica
スミレ科スミレ属
側弁の有毛のものをヒゲコスミレといい、関西に多い。
スミレの分類



▼2013年4月18日 枕木山▼側弁は無毛。▼距は長い。

コスミレ花

コスミレ側弁

コスミレ距

▼花は長さ約1.8cm▼花は直径約2cm。▼側弁は無毛。柱頭はカマキリの頭形。

コスミレ花

コスミレ花

コスミレ柱頭

▼葉柄の基部に長三角形の托葉がある。

コスミレ葉

コスミレ葉

コスミレ托葉

▼卵形の葉は、長さ約4cm。▼長卵形の葉、長さ約5cm。

コスミレ葉

コスミレ葉裏面

コスミレ葉

▼葉の表面に毛が多い。

コスミレ葉

コスミレ葉裏面

コスミレ





島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑