多年草 北海道〜琉球に広く分布し、低地〜山地の道ばたや草原にふつうに見られる。茎は地をはい、まばらに軟毛が生える。葉は対生し、長さ5〜10mmの柄があり、葉身は広卵形で先は短くとがり、基部は円形で、長さ10〜25mm、幅7〜20mm、葉肉内にやや透明な腺点がある。葉腋に1花をつける。花柄は長さ3〜8mm。萼裂片は線状披針形で先は鋭くとがり、透明な腺点がある。花冠は黄色で5裂し、径6〜7mm、裂片は広卵形。さく果は球形でまばらに長毛が生え、径4〜5mm。種子は稜のある楕円形で長さ約1mm、黒色で密にこぶ状突起がある。ときに花柄の長いものをナガエコナスビとして区別することがあるが、朗らかな差異は認めがたい。花期は5〜6月。(日本の野生植物) 学名は、Lysimachia japonica サクラソウ科オカトラノオ属 |
▼2014年5月8日 東長江 | ▼花は直径約1.2cm。 | |
▼葉は対生する。 | ▼葉身は長さ約1.6cm、葉柄は約6mm。 | |
▼茎には毛が密生する。 | ||
▼2017年5月20日 広瀬 | ||
▼花冠は直径約1cm、花柄は長さ約5mm。 | ▼花柄や茎には毛が密生する。 | |
▼葉腋に1個ずつ花をつける。 | ||
▼2012年6月5日 枕木山 | ▼花冠は5深裂する。 | |
▼花は直径1.2cm、花柄は長さ約4mm。 | ▼若い果実。 | |
▼葉身は長さ約2.4cm、葉柄は長さ約7mm。 | ▼表面や葉柄に毛がある。 | |
▼葉の裏面に腺点があり、葉脈に毛がある。 | ▼茎に毛が密生する。 | |
▼2007年6月30日 玉湯 | ||
▼2004年11月28日 佐草 | ▼2004年4月29日 西長江 | |
▼2003年6月21日 乃白 | ||
▼2005年5月15日 城山公園 | ||
▼2006年11月25日 東忌部 | ||
▼2003年9月24日 乃白 | ||
▼2014年6月24日 果実 東長江 | ||
▼果実は熟すと5裂して種子を出す。 | ▼果実は直径約3mm。 | |
▼果皮を除くと球形に種子がある。 | ▼種子は胎座の窪みにはまっている。 | |
▼種子が36個入っていた。 | ▼種子は長さ約0.9mm、粒状突起が密にある。 | ▼種子の側面、逆円錐形。 |
▼種子の上面。 | ▼裂開前の果実。 | |
▼2014年6月15日 若い果実 八雲 | ||
▼果実は直径約3mm。 | ▼中に胎座に埋められた未熟な種子がある。 | |
▼種子は逆三角錐形で胎座に埋まっている。 | ▼未熟な種子の側面(左)、上面(右) | |
▼2003年11月8日 若い果実 加茂 | ||
▼2013年2月14日 幼株 島根 | ▼葉は対生する。下部の茎の節から根を出す。 | |
▼葉身は長さ約3cm。 | ▼表面は短毛が多い。 | |
▼表面の毛の拡大。 | ▼葉の裏面。 | ▼脈上に毛がある。 |
▼脈上の毛の拡大。 | ▼裏面の拡大。腺点?。 | |
▼茎には毛が密生する。 | ||
▼2014年2月16日 越冬葉 玉湯 | ▼葉の表裏、葉柄に毛が多い。 | ▼葉は対生する。 |
▼茎に毛が密生する。 | ▼葉身は長さ約1.7cm、葉柄は約1cm。 | |
▼茎はロゼット状に広がる。 | ||
▼2007年2月25日 乃白 | ||