1〜越年草 ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来し、各地に広く帰化している。茎は基部から分枝し、地をはうかまたは斜上して高さ30〜60cmになる。全体にほとんど無毛のものから毛の多いものまである。小葉は長さ0.7〜1.7cm、幅0.6〜1.5cmの倒卵形〜円形。上部には細かい鋸歯がある。葉腋からのびた花柄に20〜30個の花が集まってつく。花は黄色で長さ3〜4mm。豆果は先のほうだけ半回転し、長さ約2.5mm。刺はなく、表面に網状の脈がある。熟すと黒くなり、中に種子が1個入っている。花期は5〜7月。(野に咲く花) 学名は、Medicago lupulina マメ科ウマゴヤシ属 腺毛の多いものを変種ネバリコメツブウマゴヤシとして区別していることもあるが、毛や腺毛の多少は個体により変化が大きく、ylistではネバリコメツブウマゴヤシを別名としている。 よく似たコメツブツメクサ(シャジクソウ属)は、受粉がすんだ花から下向きになり、花弁が白く残る。 |
▼2012年7月2日 鹿島 | ▼長い花柄がある。 | |
▼小葉の上部に鋸歯がある。 | ▼小葉は長さ約1cm、葉柄基部に托葉がある。 | |
▼表面に伏した長毛がある。 | ▼裏面には伏した長毛が密生する。 | |
▼果柄や果実に腺毛が多い。 | ||
▼托葉の先は尖る。 | ||
▼2012年6月5日 西川津 | ▼全体に毛が多い。 | |
▼果実に腺毛が多い。 | ▼小葉の先端に鋸歯がある。 | |
▼葉柄基部に托葉がある。 | ▼葉の表裏とも毛が多い。 | |
▼茎に稜があり、花柄、葉軸に毛が多い。 | ||
▼毛が多いので白っぽく見える。 | ||
▼2010年5月15日 両画像とも、左がコメツブツメクサ、右がコメツブウマゴヤシ 玉湯 | ||
▼2009年5月6日 玉湯 | ||
▼花が終わると花弁が落ちる。 | ▼果実には腺毛が多い。 | |
▼葉の先端部に鋸歯がある。 | ||
▼2009年5月6日 違う群落 | ||
▼花後は花弁が落ちる。 | ▼葉の先端部に鋸歯がある。 | |
▼托葉は先端が尖る。 | ||
▼2013年6月3日 果実 西川津 | ▼果穂は長さ約1.1cm。 | |
▼果実は長さ約2.7mm。 | ▼果実の先端が半回転している。 | ▼種子は長さ約2mm。 |
▼花穂は長さ約5mm。 | ||
▼花は萼を含めて長さ約2mm。 | ||
▼2013年5月31日 若い果実 玉湯 | ▼果実は長さ約2.5mm。 | ▼萼を除いた果実。種子が1個入る。 |
▼果実の先端が半回転する。 | ▼未熟な種子、長さ約2.5mm。 | |
▼2009年5月31日 果実 玉湯 | ||