コヒロハハナヤスリ(小広葉花鑢)

夏緑性多年生シダ
本州(山形県・宮城県以南)〜沖縄の社寺境内、墓地、湿った道端などに生える。根茎は短い塊状か円柱状で、あまり発達せず、高さ8〜25cmの葉を1〜3枚出す。栄養葉は生育条件によって変異が多く、広卵形〜長楕円形、長さ1〜6cm、幅1〜3cm、ふつう葉先は円頭〜鈍頭、基部は急に狭くなり短い柄がある。葉の質は薄く、標本にすると脈がよく見え、脈は粗い網目状で二次脈はあまり発達しない。胞子葉は長さ6〜16cm、胞子嚢穂は長さ2〜4.5cm。胞子の外膜隆起ははやや粗く、連なって細かい網目模様をつくる。花期は4〜10月。(西宮の湿性・水生植物)
学名は、phioglossum petiolatum
ハナヤスリ科ハナヤスリ属
似たものにヒロハハナヤスリ、コハナヤスリ、ハマハナヤスリなどがある。
ヒロハハナヤスリ・・・6月には胞子が成熟し、夏には枯れる。
コハナヤスリ・・・・・栄養葉の最も幅広い部分は中央よりも下にある。
ハマハナヤスリ・・・・栄養葉は小さく、長さ0.7〜3cm。


2016年5月22日 玉湯開き始めた胞子嚢穂。
コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ
胞子は直径約0.04mm。表面は網目模様があるが、平滑に見える。
コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ
2016年5月13日 玉湯胞子嚢穂。
コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ
胞子葉を出していない栄養葉。大きな網目状の脈がある。
コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ
コヒロハハナヤスリ
2016年11月11日 玉湯
コヒロハハナヤスリ コヒロハハナヤスリ



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