落葉高木 北海道〜九州の丘陵、山地に生える。高さ15m以上になる。樹皮は灰白色で平滑。皮目がある。本年枝は無毛。緑色で紫色を帯びる。葉は互生。葉身は長さ6〜15cm、幅3〜6cmの倒卵形で、全縁。先端は短くとがり、基部はくさび形。裏面は淡緑色で脈上にわずかに毛がある。葉をもむと強い香りがする。葉柄は長さ1〜1.5cm。葉が展開する前に直径7〜10cmの香りのよい白色の花をつける。花のすぐ下に小形の葉がある。外側の花被片3個は広線形で小さく、内側の6個は大きくて花弁状。果実は袋果が集まった集合果。長さ7〜10cm。10月頃に熟すと裂開し、赤い種子が長くのびた糸状の珠柄の先にぶら下がる。花期は3〜4月。 冬芽の芽鱗は2個の托葉と葉柄が合着したキャップ状。花芽は大きく長さ2〜2.5cmの長卵形、白っぽい長い軟毛に覆われる。葉芽は長さ1〜1.5cm、灰色の寝た毛に覆われる。葉痕はV字形。(樹に咲く花) 学名は、Magnolia kobus モクレン科モクレン属 花の時期にはタムシバとの区別がなかなか難しいが、花のすぐ下に小形の葉があることで区別できる。 |
▼2015年4月16日 枕木山 | ▼花の基部に葉が1枚ある。 | |
▼2013年4月18日 枕木山 | ▼花の下に葉が1枚つく。 | |
▼2003年4月13日 植栽 浜乃木 | ▼花の下に葉が1枚つく。 | |
▼2004年3月28日 植栽 平成街路樹 | ||
▼2004年6月27日 植栽 実 荒神谷 | ||
▼2006年2月19日 冬芽 風土記の丘 植栽 | ▼果実 | |
▼2003年4月13日 植栽 浜乃木 | ▼2003年6月29日 植栽 荒神谷 実 | |