1年草 ユーラシア原産で、現在では北海道〜琉球の日本各地に見られ、荒れ地や道ばたに生える。茎は直立して、多くの枝を分け、高さ20〜60cmになる。葉は柄があり、長卵形〜広披針状卵形、長さ2〜5cm、幅1〜3cm、先は鈍形、基部はくさび形、基部に円形〜やや四角形の小さい裂片があり、縁には浅い波状の歯牙があり、薄くて、裏面はやや粉白をおびる。花は密につき、円錐状をなす。花被は5深裂し、裂片の背部に稜があり、緑色で、長さ約1mm。種子は扁平で円く、黒色で光沢はなく、径約1mm。花期は5〜8月。(日本の野生植物) 学名は、Chenopodium ficifolium ヒユ科アカザ属 似た花のシロザは花期が9〜10月と遅い。 |
▼2015年6月24日 果実 大井 | ||
▼果実は花被片5個に1個が包まれている。 | v▼果実を包む花被は直径約2mm。 | 花被には粉状粒が多くついている。 |
▼花被に包まれて1個の果実がある。 | ▼果実は直径約1.3mm。 | ▼果実は薄い果皮に包まれている。 |
▼果皮の表面に網目状の模様がある。 | ▼薄く取れにくい果皮を取り除いた種子。 | |
▼種子の表面に微細な網目状の凹凸がある。 | ▼下部の葉は基部が3裂するものが多い | |
▼葉身は長さ約4.5cm。 | ▼葉の裏面は少し白っぽい。 | ▼裏面に粉状粒がある。 |
▼上部の葉は切れ込まない。 | ▼茎には条がある。 | |
▼2010年6月12日 果実 大井 | ||
▼2011年7月16日 大井 | ||
▼2010年7月18日 大井 | ||
▼2005年7月18日 鹿島 | ||