多年草 北海道〜九州の原野に生育し、散生またはやや群生する。茎は高さ50〜100cm。直立・叢生、暗緑色を帯び細毛がある。葉は長さ30〜40cm、幅5〜6mm、深緑色、表面に毛を生じる。葉舌は膜質、短く切形。葉鞘の縁は癒合して筒状になり、逆向きの毛をつける。花序はまばらな円錐形で、各節から3個の細い枝を出し、その先に少数の小穂をつけ、下垂する。小穂は披針形、長さ3〜4cm、無毛、6〜8小花からなり、各小花に長い直立する芒がある。包穎は線状披針形、鋭頭、長さはそれぞれ5〜7mm、8〜12mm。果実は線形、暗褐色、無光沢。花期は6〜7月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Bromus remotiflorus イネ科スズメノチャヒキ属 |
▼2017年7月22日 福富 | ▼小穂は芒を除いて長さ約3.5cm。 | |
▼護穎は長さ約1.2cm、芒は約1.5cm。 | ▼第1苞穎は長さ約6mm、他は1.2cm。 | ▼葉鞘や茎は下向きの短毛が密生する。 |
▼葉舌は短く切形。 | ||
▼2009年7月12日 玉湯 | ▼各節から3個の枝がでる。 | |
▼苞穎は7mm、10mm程度。 | ||
▼芒は1cmくらいある | ▼護頴の先端は細くなって芒となる。 | |
▼葉鞘に下向きの毛が密生する。 | ||