ケチヂミザサ(毛縮笹)

多年草
本州〜九州の庭園や芝生、あるいは林縁の日陰などに生育する。種子で繁殖し、やや群生する。茎は高さ10〜30cm、下部は長く匍匐し、節からまばらにやや直立する枝を出す。葉は長さ3〜7cm、幅10〜15mm、披針形で葉鞘とともに毛が多い。葉舌はきわめて短い。花序は穂状で紫褐色を帯び長さ3〜4.5cm、花軸に毛があり、まばらに小穂をつける。小穂は狭卵形で長さ3〜3.8mm、2小花からなるが第1小花は不完全、柔らかい毛がある。第1苞穎は広披針形、第2苞穎は狭卵形で小穂より短く、ともに直立する長い芒を出す。第1小花の護穎は小穂と同長で短い芒をつける。果実は楕円形、鈍頭、長さ2mm。花期は8〜9月。(日本イネ科植物図譜)
学名は、Oplismenus undulatifolius var. undulatifolius
イネ科チヂミザサ属
チヂミザサには、茎や花序軸に開出する毛の多いもの、少ないものなどあり、 毛が多いものをケチヂミザサ、毛の少ないものをコチヂミザサと分ける場合がある。



▼2006年11月25日 佐草

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ




▼2006年10月14日 鹿島

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ

ケチヂミザサ



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