多年草 本州〜九州。茎は直立し高さ25〜50cm、丈夫で開出毛が密生し、よく分枝する。根出葉は長柄があり、1〜2回3出複葉。小葉は倒卵形、2〜3中裂、ふぞろいな鋸歯があり、両面にねた毛がある。茎葉は短柄があり1〜2回3出、上部のものは1回3出複葉または単に3中裂。萼片は5、花時に反り返り、広卵形、長さ3.5mm、背面に毛がある。花弁5、黄色、長さ4〜5mm。集合果は球形、花床は楕円形で白毛がある。そう果は広倒卵形、長さ3.5mm、周りは扁平となって縁取られている。花柱は0.8〜1.2mm、基部は広がり、3角形で先は少し曲がって鈎となっている。花期は5〜7月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Ranunculus cantoniensis キンポウゲ科キンポウゲ属 最近は花柱の先端の曲がり具合は同定のキーにならず、そう果の稜がキーとなるとされる。キツネノボタンは片側に、ケキツネノボタンは両端に3稜がある。検索表。 よく似た花にキツネノボタンがある。 |
▼2014年5月8日 打出 | ▼萼は反り返る。 | |
▼花は直径約1.5cm。 | ▼集合果は楕円形、長さ約1.5cm。 | |
▼果実は長さ約5mm。 | ▼果実の横断面、両端に3稜がある。 | ▼キツネノボタンとの果実の比較。 |
▼根生葉。 | ▼根生葉は長い柄がある。 | ▼葉は3出複葉で、小葉は3深裂する。 |
▼葉の両面に毛がある。 | ||
▼上部の葉は3深裂し、柄が短い。 | ▼茎には毛が多い。 | |
▼2010年4月29日 玉湯 | ▼果実 | |
▼2010年4月14日 玉湯 | ▼まだ萼片が反り返っていない。 | |
▼幼果 | ▼葉の裂片の先は尖り気味となる。 | |
▼葉裏には毛が多い。 | ▼茎や葉柄に長毛がある。 | |
▼2013年5月22日 果実 朝酌 | ▼柱頭はほとんど曲がらない。 | |
▼集合果は直径約1.5cm。 | ▼果実は長さ4〜5mm。 | |
▼果実の横断面、両端に3稜がある。 | ▼茎には毛がある。 | |
▼2013年5月9日 果実 鹿島 | ||
▼集合果は約1.5cm。 | ▼果実は嘴を含めて長さ4〜5mm。 | ▼果実は嘴を含めて長さ約4.5mm。 |
▼表面には小さな突起がある。 | ▼果実の横断面。両側に盛り上がった稜がある | |
▼花は直径約1.5cm。 | ▼萼片はそり返る。 | |
▼中部の茎につく葉。 | ||
▼下部の葉。 | ▼下部の葉(上)は長い葉柄がある。 | ▼葉は3出複葉。 |
▼表面は無毛。 | ▼葉柄には毛がある。 | ▼葉の裏面には毛が多い。 |
▼葉の裏面の毛。 | ▼茎に毛がある。 | |
▼2004年5月28日 果実 乃白 | ||
▼2007年2月12日 佐草 | ▼葉の先端は尖る。 | ▼葉、葉柄、茎に毛がある。 |
▼2003年10月4日 乃白 | ▼葉、葉柄、茎に毛がある。 | |
▼2007年2月12日 佐草 | ||