1年草 西アジア原産。日本には近年に帰化し、本州の一部堤防上などに大群落をつくっている。茎は直立し、高さ30〜80cm、無毛で白緑色。葉は下部のものは長さ30cmに達し、しばしば羽状に分裂、縁に鋸歯がある。上部のものは全縁である。花は黄色の十字形で、直径1cm、上方のものは蕾とほぼ同じ高さにある。萼片は開花時には斜め上に向けて立つ。果実は線形で長さ3〜6cm。先には6〜9mmの嘴がある。花期は3〜4月。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Brassica juncea アブラナ科アブラナ属 似た花のアブラナ、セイヨウアブラナは葉の基部が茎を抱く。 カラシナは古くに渡来して栽培されていたものであるが、セイヨウカラシナはその原種が帰化したものと考えられている。在来のカラシナやセイヨウアブラナと交雑し、さまざまなものが見られるようである。(広島の山野草) |
▼2014年3月24日 打出 | ||
▼花は直径約1.2cm。 | ||
▼茎上部の葉は小さい。 | ▼下部の葉。 | |
▼下部の葉(上)14cm〜上部の葉(下)7cm。 | ▼葉の表面。 | ▼葉の裏面。 |
▼裏面脈上に刺状の毛が散生する。 | ▼最下部の葉は長さ約23cm。羽状に深裂する。 | |
▼葉の基部は茎を抱かない。 | ||
▼2011年3月27日 玉湯 | ||
▼2011年3月12日 蕾 玉湯 | ||
▼葉の裏面 | ▼葉柄は茎を抱かない。 | |
▼2010年4月10日 玉湯 | ||
▼葉柄は茎を抱かない。 | ||
▼2009年4月19日 玉湯 | ▼葉柄の基部は茎を抱かない。 | |
▼2009年4月12日 八雲 | ▼若い果実。 | |
▼葉柄の基部は茎を抱かない。 | ||
▼2009年5月8日 乃木福富 | ||
▼2013年5月22日 果実 大海崎 | ||
▼果実は長さ3.2cm。長さ約4mmの嘴がある。 | ▼中央の隔壁を挟んで両側に種子が並ぶ。 | |
▼種子は直径1.5〜2mm。 | ||