つる性1年草 の本全土の道ばたや荒れ地などに生える。茎や葉柄には下向きの刺があり、ほかの木や草にからみつく。葉は対生し、長さ5〜12cmで掌状に5〜7裂する。表面に粗い毛があり、ざらつく。雌雄異株。雄花は淡緑色で、円錐状の大きな花序にまばらにつく。細くて短い花糸の先に大きな葯が垂れ下がる。雌花は苞に包まれ、下向きの短い球穂状花状につく。雌花の苞ははじめ緑色で濃紫色の斑紋があるが、花のあと大きくなり、果期には全体が紫褐色を帯びて先がそり返る。果実はそう果で果皮に包まれる。花期は8〜10月。(野に咲く花) 学名は、Humulus scandens アサ科カラハナソウ属 |
▼2012年9月12日 雄花(雄株) 八雲 | ▼5個の雄しべの葯が垂れ下がる。 | |
▼短い花糸に大きな葯が垂れ下がる。 | ▼花は直径約7mm。 | ▼花被片の外側には毛が密生する。 |
▼雄花序は長い円錐花序になる。 | ||
▼葉は対生する。 | ▼葉柄は長い。長さ約12cm。 | ▼葉は長さ約7cm。 |
▼鋸歯の先端が刺状になる。 | ||
▼葉柄基部に披針形の托葉がある。 | ▼葉柄や茎に下向きの刺がある。 | |
▼雌花(雌株) | ▼雌花は数個が集団になってつく。 | ▼苞の間から雌しべが出る。 |
▼重なりあった苞の間に雌花がある。 | ▼長さ約3mmの苞に包まれた雌花。 | ▼長さ約1mmの子房から2個の柱頭が伸びる。 |
▼2006年10月9日 雌花(雌株) 八雲 | ||
▼2003年9月23日 雄花(雄株) 乃白 | ▼雌株 果実は苞に包まれる。 | |
▼2012年10月25日 果実 八雲 | ▼苞の裏に果実が包まれている。 | |
▼花序は長さ約2cm。 | ▼熟してきた果実。 | ▼苞に包まれた果実。 |
▼苞を広げると、若い果実がある。 | ▼果実は直径約4mm。 | ▼苞の背面、長さ約9mm。 |
▼2014年10月16日 果実 八雲 | ▼苞の間に果実がある。 | |
▼まだ若い果実。 | ▼苞は長さ約1cm。 | ▼果実は直径約5mm、先端に凸部がある。 |
▼果実は複雑な斑紋があり、毛がある。 | ||
▼果皮を半分除いたところ。 | ▼中に種子がある。 | |
▼2009年12月27日 果実 苞の間に見える。 玉湯 | ▼果実 | |
▼2006年8月19日 島根 | ||
▼2003年9月21日 乃白 雌花 | ▼2004年10月3日 乃白 雄花 | ▼2003年9月23日 乃白 |