常緑小高木 東海地方以西〜九州の山地の斜面に多く、乾燥した尾根筋や沿海地にも生える。高さ5〜10mになる。樹皮は暗褐色で、老木では縦に浅く裂ける。葉は互生。葉身は長さ6〜10cmの長楕円形〜倒卵状楕円形。先端はとがり、基部はくさび形、ふちには細かい鋸歯がある。革質で表面には光沢がある。若葉は赤くて美しい。直径10cmほどの複散房花序に白い小さな花を多数つける。花は直径約1cm、花弁は5個。果実はナシ状果。直径5mmほどの卵形で、12月頃赤く熟す。頂部に萼片が残る。花期は5〜6月。(樹に咲く花) 学名は、Photinia glabra バラ科カナメモチ属 西日本に自生するカナメモチ(別名アカメモチ)とオオカナメモチを交配して作られた園芸品種にレッドロビンがある。若葉が鮮やかに赤くなることがいちばんの特徴で、生垣によく使われる。カナメモチもよく生垣などに植えられたが、レッドロビンの方が葉の赤色が鮮やかで丈夫なので、現在ではレッドロビンが植えられることの方が多い。高さは5m前後。よく似たものにベニカナメモチもある。 |
▼2013年3月4日 植栽 佐草 | ||
▼葉柄に鋸歯状の突起がある。 | ||
▼細かな鋸歯がある。 | ▼葉の裏面。 | |
▼2019年9月9日 果実 植栽 殿 | ▼果実は長さ約5mm。 | |
▼果実は直径約4mm、萼片が残っている。 | ||
▼葉の縁に細かな鋸歯がある。 | ▼葉身は長さ約7.5cm、先端は尖る。 | |
▼葉柄に刺状の鋸歯がある。 | ▼樹皮は薄く剥がれる。 | |
▼2005年5月8日 植栽 西忌部 | ||
▼2004年3月20日 浜乃木 生け垣 カナメモチの仲間であるが種名は不明。 | ||