多年草 本州〜九州の海岸の砂浜や海岸に近い湖畔の砂地に生育し、やや群生する。茎の高さ30〜90cm、基部は伏臥する。葉は長さ15〜30cm、幅5〜8mm、通常無毛、縁はざらつく。葉舌は切形、膜質、長さ2mm、縁は毛状。葉鞘は平滑、上部の縁にだけ長毛がある。穂状花序は長さ4〜7cm、花軸は3稜形。小穂は双生し、第1小穂は有梗、第2小穂は無梗で2小花をつけ、長さ5〜6mm、無毛。第1苞穎は革質・倒披針形。第2苞穎は舟形。第3穎は薄膜質。第4穎は深く2裂し、背面から芒を出す。果実は狭卵形、淡褐色、長さ2.5mm。花期は7〜10月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Ischaemum aristatum var. crassipes イネ科カモノハシ属 |
▼2019年9月9日 大庭 | ▼毛状の雌しべの柱頭が伸びている。 | |
▼雄しべの葯が垂れ下がっている。 | ||
▼2012年7月18日 新庄 | ||
▼2011年11月4日 新庄 | ▼2つの総が合わさって1本に見える。 | ▼穂は2つの総に分かれている。 |
▼総の外面(上)と内面。 | ▼小穂は有柄と無柄のものが対になる。 | ▼苞穎や外穎の背に短毛がある。 |
▼葉舌は切形、縁は毛状。 | ||
▼2009年10月24日 かんべの里 | ▼穂は2つに分かれている。 | |
▼開いたら片方が折れたもの。 | ||
▼短柄と長柄の小穂が対になる。 | ▼葉鞘の縁に長毛がある。 | |
▼葉舌は切形、縁は毛状。 | ||