多年草 北海道〜沖縄の湖沼やため池、水路などに生育する小形の沈水植物。貧弱な地下茎が横走し1節おきに水中茎が伸びる。水中茎の断面は楕円形。葉は無柄、線形で鋭頭、全縁、長さ2〜6cm、幅0.7〜1.5mm、1〜3脈。托葉は両縁が重なり合って、筒状にはならない。花茎の長さ1〜2.5cm、花穂の長さは3〜5mm、花は2段に分かれずかたまってつく。4心皮、しばしば水中で自家受粉して結実する。果実は長さ2〜2.5mm、濃い緑色または褐色。秋になると枝の先端が長さ1.5〜2.5cmの殖芽となり、水底に沈んで越冬する。ホソバミズヒキモやツツイトモの殖芽と比べて大きく、また軸の部分がやや肥大するので、殖芽の形態が類似種との有力な識別の特徴になる。花期は6〜8月。(日本の水草) 学名は、Potamogeton pusillus ヒルムシロ科ヒルムシロ属 |
▼2014年5月22日 玉湯 | ▼花茎は長さ約1cm。 | |
▼浮葉はない。 | ||
▼2014年5月17日 花穂は長さ約4mm。玉湯 | ▼雌しべが4個ある。 | ▼花弁状のものは葯隔付属物。 |
▼雌しべの基部に雄しべがある。 | ▼苞に包まれた蕾。 | |
▼2012年8月22日 果実 玉湯 | ||
▼果実は長さ約2.7mm。 | ▼殖芽は約2cm。 | |
▼葉の幅は約1mm。 | ||