1年草 ヨーロッパ原産。1978年に千葉県船橋市で見いだされ、コハコベの変種とされたが、その後別種であることが確認された。関東地方から関西地方にかけて市街地の道ばたなどにコハコベとともに発生する。関西地方では畑地の雑草になっている。コハコベに類似するが、花に花弁を欠くことと、種子の直径が1mm以下であること、日当たりの良い場所に生育したものでは萼片の基部に紫色の斑点があることなどで識別できる。花期は春。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Stellaria pallida ナデシコ科ハコベ属 萼には有毛のものと無毛のものがある。(参考 帰化植物イヌコハコベはStellaria pallidaである。(PDF)) 似た花の比較 |
▼2014年4月23日 東朝日 | ▼萼は有毛、基部に斑点がない。 | |
▼萼の基部に斑点があるもの。 | ▼萼は長さ約3.5mm。 | ▼種子は直径約0.8mm。 |
▼2013年4月4日 御手船場 | ▼萼は無毛。 | ▼裂けた果実。萼の基部に斑点がある。 |
▼種子は直径約0.7mm。 | ||
この場所では、萼の開いたものが見られたが、萼の基部に斑点がなく、無毛。 | ||
▼2013年4月1日 嫁島 | ▼花は開いているが花弁がない。 | |
▼種子は直径約0.8mm。 | ||
この場所では、萼が開いたものはなかった。萼の基部に斑点がないものや、斑点があるものもあった。萼に毛が多い。 | ||
▼2013年3月11日 嫁島 | ▼閉鎖花と思われる。 | ▼果実の裂けたもの。 |
▼萼は長さ約3.5mm。毛が多い。 | ▼萼の基部に斑点があるものもあった。 | ▼果実は長さ約4mm、萼とほぼ同長。 |
▼種子は長さ0.7〜0.9mm。 | ▼種子には低い突起がある。 | ▼種子は長さ約0.85mm。 |
▼種子は長さ約0.95mm。 | ||
この場所のものは、萼の開いたものは少なく、1つだけ確認できた。全ての萼の基部に明瞭な斑点があった。萼に毛が多い。 | ||
▼2013年3月11日 開放花 幸 | ▼閉鎖花が上を向いている。 | ▼下を向いた若い果実。 |
▼熟した果実は上を向く。毛が多い。 | ▼萼が果皮が裂けて種子が見えている。 | ▼萼に明瞭な斑点がある。 |
▼萼は長さ約3.5mm。 | ▼果実は長さ約4mm。 | ▼裂けた果実、長さ約4.5mm。 |
▼種子は0.8〜0.9mm。 | ▼種子には低い突起がある。 | ▼種子は長さ約0.8mm。 |
▼種子は長さ約0.9mm。 | ||
この場所のものは萼に毛がなく、また日当たりのよい芝地に生えたものも萼の基部に斑点がない。萼に毛がない。 | ||
▼2013年3月7日 殿町 | ▼花には花弁がなく、柱頭が3裂する。 | ▼果実(左)と花(中央)。 |
▼花は直径約5mm。 | ▼萼は長さ約2.5mm。萼には毛がない。 | ▼果実は熟すと上を向く。 |
▼果実。種子が見える。 | ▼若い果実、長さ約3.5mm。 | ▼果実の縦断面。 |
▼種子は中央胎座からの種柄で繋がっている。 | ▼裂開した果実、長さ約4.5mm。 | |
▼種子は角ばった円盤形、直径約0.7mm。 | ||
▼種子の表面には背の低い丸い突起がある。 | ▼種子の側面。 | |
▼葉身は長さ約6mm、長い葉柄に毛がある。 | ▼葉の裏面。 | ▼茎は、紫色を帯び、片側に毛がある。 |
▼2012年3月21日 殿町 | ▼花には花弁がない。 | ▼柱頭が4裂するものもある。 |
▼花後は下を向く。萼には毛がない。 | ▼果実 | |
▼熟すと上を向き裂けた果実。種子が見える。 | ▼果(花)柄には片側に毛がある。 | ▼萼は長さ約3.5mm。 |
▼種子は1mm未満。 | ▼標本の若い種子、長さ約0.5mm。 | |
▼下部の葉は長い葉柄がある。 | ▼葉柄の基部には毛がある。 | |
▼茎の片側に毛がある。 | ||
▼コンクリート隙間に生えたもの。 | ||
▼芝地に生えたもの。 | ||