イヌケホシダ(犬毛穂羊歯)

常緑性シダ植物
南方系のシダであるが、近年分布域を広げているとされる。葉身は広披針形、中央部の幅が広く、長さは約50cm。葉柄はわら色で毛が生え、下部で暗褐色、基部に三角状披針形、淡褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形の2回羽状中裂、光沢のない黄緑色〜緑色、薄い紙質で、あまりはっきりしない頂羽片があり、下部羽片は短くなる。側羽片先端は急に狭まり、両面ともやや密に毛が生える。ソーラスは円形で中肋と辺縁の中間につき、包膜は円腎形で密に毛が生える。
学名は、Thelypteris dentata
ヒメシダ科ヒメシダ属



▼2012年12月1日 玉湯▼頂羽片がはっきりしない。▼下部の葉は短い。

イヌケホシダ

イヌケホシダ

イヌケホシダ

▼中軸や羽片に毛がある。

イヌケホシダ

イヌケホシダ

イヌケホシダ

▼胞子が完熟し、毛の生えた包膜がめくれている。

イヌケホシダ

イヌケホシダ

▼若い黄緑色の葉。▼中軸や羽片に毛が密生する。

イヌケホシダ

イヌケホシダ

イヌケホシダ

▼羽片の表面に毛が密生する。▼羽片の裏面。

イヌケホシダ

イヌケホシダ

イヌケホシダ

▼中軸や羽片裏面に毛が密生する。▼ソーラスは中肋と辺縁の中間につく。

イヌケホシダ

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イヌケホシダ

▼包膜は円腎形で長毛が密生する。▼ソーラスは直径約0.5mm。

イヌケホシダ

イヌケホシダ

イヌケホシダ

▼葉柄基部には褐色の披針形の鱗片がつく。▼株元、フィドルヘッド。

イヌケホシダ

イヌケホシダ

イヌケホシダ

▼植木鉢に生えてきた。

イヌケホシダ

▼胞子嚢 直径約0.2mm。▼胞子は長さ約0.05mm。

イヌケホシダ

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イヌケホシダ

イヌケホシダ





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