常緑シダ植物 人家近くから山地の林縁で見られる。根茎は短く這う。葉身は単羽状葉で頂羽片があり、光沢のない緑色の薄い紙質。葉には栄養葉と胞子葉の2形がある。栄養葉は長さ4〜15cmで、縁は鋸歯がある。胞子葉は長いものは長さ60cmになる。栄養葉、胞子葉とも上部の羽片の基部が中軸に流れ顕著な翼となる。胞子葉の葉柄は長く立ち上がり、栄養葉より葉幅が細く、鋸歯がない。ソーラスは羽片の辺縁に沿って長くつく。 学名は、Pteris multifida イノモトソウ科イノモトソウ属 |
▼2009年8月15日 栄養葉 東忌部 | ▼中軸には翼がある。 | ▼栄養葉には鋸歯がある。 |
▼胞子葉は羽片が細い。 | ||
▼2008年9月14日 栄養葉 浜乃木 | ▼中軸には翼がある。 | ▼栄養葉には鋸歯がある。 |
▼栄養葉の裏面 | ▼胞子葉の羽片は幅が狭い。 | ▼胞子葉の裏面 |
▼ソーラスは辺縁につく。 | ||
▼2009年1月19日 上段と同じ鉢に生えたもので、中軸の上部2段には翼があるが3段目には翼がない。 | ||
▼2008年4月27日 胞子葉 東忌部 | ▼中軸には翼がある。 | ▼ソーラスは羽片の片縁に沿ってつく。 |
▼2008年3月22日 栄養葉 浜乃木 | ▼縁には鋸歯がある。 | ▼葉の表面。 |
▼葉の裏面。 | ▼羽片の基部は中軸に流れ翼となる。 | ▼最下羽片の下側に小羽片がでる。 |