イモカタバミ(芋傍食)

球根性多年草
南アメリカ原産。1967年に帰化が報じられた。観賞用に栽培もされる。根の上部に小形のイモ状の塊茎を多数付けて大きな株になるが、耕起などで分散して増える。紡錘形の根から、長い柄の先に倒心臓形の3小葉つける葉を数本出す。小葉にはごく短い毛があり、下面に淡黄褐色の小点がある。葉より高い花茎を出し、直径1.5cmほどの5弁の紅紫色の花を10〜20個つける。花の中心部が濃い紫色で葯が黄色。花期は4〜9月。(日本帰化植物写真図鑑)
学名は、Oxalis articulata
カタバミ科カタバミ属
花が白い園芸品種をシロバナイモカタバミ(Oxalis articulata 'Alba')と呼ばれることもある。
 良く似た「ムラサキカタバミ」は葯が白色、「ベニカタバミ」は、葉が直径約2cmと小さく、小葉は切れ込みの浅い倒心形。花を2〜3個着ける。



▼2013年8月17日 平成▼葯は黄色。

イモカタバミ花

イモカタバミ花

イモカタバミ花

▼花は直径約1.2cm。▼萼の先に橙黄色の小点がある。

イモカタバミ花

イモカタバミ花

イモカタバミ花

▼萼の先に橙黄色の小点が2個ある。▼雌しべの花柱は5個、雄しべは長短5個ずつ。

イモカタバミ花

イモカタバミ花

イモカタバミ花

▼5個の花柱と短い雄しべが見える。▼花を8個つけている。

イモカタバミ花

イモカタバミ花

イモカタバミ花

▼葉は根生する。▼小葉は長さ約1.7cmの倒心臓形。

イモカタバミ葉

イモカタバミ葉

イモカタバミ葉

▼葉表の毛。▼葉裏の毛。

イモカタバミ葉

イモカタバミ葉裏面

イモカタバミ葉裏面

▼塊茎から葉や花茎が伸びる。▼根の上部に芋状の塊茎がある。

イモカタバミ

イモカタバミ塊茎

イモカタバミ




▼2014年9月2日 白花 平成▼雄しべの葯が黄色。▼花は直径約1.5cm。

シロバナイモカタバミ花

シロバナイモカタバミ花

シロバナイモカタバミ花

シロバナイモカタバミ花

シロバナイモカタバミ花

シロバナイモカタバミ葉

▼長い葉柄がある。▼葉は直径約4cm、小葉は長さ約2cm。▼表面に短毛が散生する。

シロバナイモカタバミ葉

シロバナイモカタバミ葉

シロバナイモカタバミ葉

▼裏面に伏毛があり、小点が密生する。

シロバナイモカタバミ葉裏面

シロバナイモカタバミ葉裏面

シロバナイモカタバミ葉裏面

▼根の上部に塊茎がある。小芋がついている。

シロバナイモカタバミ塊茎

シロバナイモカタバミ塊茎

シロバナイモカタバミ

シロバナイモカタバミ

▼2020年5月5日 大庭▼雄しべの葯が黄色。

イモカタバミ花

イモカタバミ花

イモカタバミ花

▼葉柄の基部に塊茎がある。

イモカタバミ

イモカタバミ塊茎

イモカタバミ

▼2004年5月8日 殿▼雄しべの葯が黄色。

イモカタバミ

イモカタバミ

イモカタバミ

▼Gadepu Gardenさんにいただいた写真です。 ▼これは、葯が白いのでムラサキカタバミ

イモカタバミ

ムラサキカタバミ



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