つる性多年草 北海道〜九州の山地の林縁などの湿った所に生える。根はゴボウのように太く、茎は蔓状で長く伸びる。葉は対生し、卵形で長さ5〜15cm、先は尖り、基部は心形、長い柄がある。葉腋に6〜10cmの長い柄を出し、球状の散形花序をつける。花冠は黄緑色で、深く5裂して裂片はそり返る。花冠の内側にある副花冠は白く、裂片の長さは4〜5mmで目立ち、内側には細毛が生える。袋果は細長く、長さ8〜10cm。花期は7〜8月。(広島の山野草) 関東以西に分布するコイケマは黄緑色の花冠が反り返らず、斜上するだけ。 学名は、Cynanchum caudatum キョウチクトウ科イケマ属 |
▼2012年7月21日 東持田 | ▼白いのは副花冠。 | ▼花冠は黄緑色で、反り返る。 |
▼花冠は長さ約6mm、副花冠は長さ約4mm。 | ▼花冠には毛がある。 | |
▼葉身は長さ約12cm。 | ||
▼花序柄は葉柄より長く伸びる。 | ||
▼2015年7月15日 東持田 | ▼花序には葉柄より長い柄がある。 | |
▼2009年7月5日 白いのは副花冠、花冠は緑色で下方にそり返る。 八雲 | ||
▼2009年6月21日 蕾 八雲 | ||
▼2004年7月24日 白いのは副花冠、花冠は緑色で下方にそり返る。 島根 | ||
▼2009年6月27日 蕾 島根 | ||
▼2016年7月11日 蕾 島根 | ▼花序柄は葉柄よりも長い。 | ▼葉身は長さ10〜17cm。 |