多年草 北海道〜沖縄の湖沼やため池、河川、水路、水田、湿地などに生育する抽水〜湿生植物。短い根茎が伸び、茎は株立する。高さ0.4〜1.1m。茎は円柱形で直径1〜2.5mm、髄は詰まる。花序の先に茎状の長い苞が伸びるので、花序は側生するように見える。花序は数本の短い(0〜3cm)花茎の先からさらに小花茎を伸ばし花が集合する。花全体は緑黄色〜淡い褐色、花被片は披針形で6個、雄しべは3個。果実は楕円形で花被片より長いものからほぼ同長のものまで変異に富む。サイズや他の特徴も変異に富む。花期は5〜9月。(日本の水草) 学名は、Juncus decipiens イグサ科イグサ属 似たものにホソイがあり、茎の表面に明瞭な縦の肋がある。また帰化植物のコゴメイは花序枝に長短があり、長いものはやや捩れて、長さ4cm以上にもなる。 |
▼2014年5月11日 蕾 新庄 | ||
▼花被片は長さ約1.5mm、小苞は0.7〜1mm。 | ▼花序の上部に長い苞が伸びる。 | ▼苞の先まで長さ約50cm。 |
▼茎には細かな低い条線が多数ある。 | ||
▼2014年7月20日 果実 大東 | ||
▼果実は長さ約2.5mm、花被片の基部に小苞がある。 果実は3裂して種子を出す。 | ▼種子は長さ約0.5mm、膜質物がつく。 | |
▼種子の表面には横長の網目模様がある。 | ▼茎には細かな低い条線が多数ある。 | |
▼茎には髄が均一に詰まっている。 | ▼茎は長さ約70cm。 | ▼下部に鱗片状の葉と鞘がある。 |
▼2010年6月12日 果実 西川津 | ▼茎の髄は均一に詰まっている。 | |
▼2009年7月12日 果実 玉湯 | ||
▼2003年6月22日忌部高原 | ||