多年草 関東地方以西〜九州の海岸付近の日当たりの良い平地に多く見られる。植物体は叢生し、匐枝はない。稈は硬く、高さ10〜40cm、直立し、横断面は3稜形。葉は幅2〜3mm、稈より短い。基部の鞘は淡褐色。花序は普通頭状、小穂を密集する。苞葉の葉身は葉状、4〜6枚つき、花序より長い。小穂は密に多数つき、やや直立して扁平、長さ1〜2cm、披針形、鋭頭、一部は赤褐色を帯び、15〜40個花をつける。鱗片は狭卵形、長さ約2mm、鋭頭。そう果は倒卵形、長さ約1mm、上端はやや切形、熟すと黒褐色となり、稜が小穂の中軸に向く。花柱はそう果とほぼ同長。柱頭は2個。花期は7〜9月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Cyperus polystachyos カヤツリグサ科カヤツリグサ属 |
▼2013年9月10日 西川津 | ||
▼小穂は長さ約1cm。 | ▼鱗片から2岐した柱頭がのぞく。 | ▼鱗片は長さ約2mm。 |
▼鱗片の中の花、花柱と子房、葯がある。 | ▼未熟な果実、2岐した柱頭がある。 | |
▼2012年9月27日 西川津 | ▼花序は茎頂に1個だけつく。 | |
▼小穂は長さ約1cm。 | ▼鱗片に包まれた果実。 | |
▼鱗片は長さ約2mm、果実を包んでいる。 | ▼果実は長さ約1mm、柱頭は2岐。 | |
▼果実は長倒卵形。 | ▼果実の表面に微細な粒状突起がある。 | |
▼茎は高さ12cm。 | ||
▼2019年9月4日 打出 | ▼花序枝を3個伸ばしている。 | ▼苞葉が4枚ある。 |
▼苞葉は長いものは花序より著しく長い。 | ▼苞葉は長いものは長さ約14cm。 | ▼花序は頭状で、直径約3cm。 |
▼小穂は長さ約11mm。 | ▼花を15〜16個つけている。 | |
▼鱗片は長さ2.1〜2.2mm。 | ▼柱頭は2岐し、果実は長さ約1mm。 | ▼果実の表面には粒状突起が密生する。 |
▼2012年8月26日 八雲 | ||
▼茎頂に小穂が密生する。 | ▼小穂は長さ約9mm。 | |
▼鱗片の先は鋭頭。 | ▼鱗片は長さ約2mm。 | ▼果実は長さ約1mm。柱頭は2岐。 |
▼花茎は高さ約26cm。 | ||
▼2009年9月19日 八雲 | ▼小穂は長さ約1.2cm。 | |
▼鱗片の先は鋭頭。 | ▼柱頭は2岐。 | |