常緑低木 関東地方以西〜沖縄の林内や岩場に生える。高さ1.5〜3mになる。樹皮は灰黒色。刺やいぼ状突起がある。若い枝は赤褐色で無毛。2年目になると白い小さな皮目が目立つ。葉柄の基部の両側に刺が対生状につく。葉は互生。長さ9〜14cmの奇数羽状複葉で葉軸に翼がある。小葉は1〜3対あり、長さ3〜14cm、幅1〜4cmの長楕円形または広披針形。質は厚い。雌雄別株。葉腋に長さ2〜5cmの花序を出し、淡黄色の小さな花をつける。花被片は8個。日本では雄株は見られない。果実は2個の分果に分かれる。分果は直径5mmほどの卵球形で、8月に熟す。果皮は赤くでこぼこ。裂開すると黒い種子が1個でてくる。種子は長さ約4mmのほぼ球形。花期は4〜5月。 冬芽は、裸芽。(樹に咲く花) 学名は、Zanthoxylum armatum var. subtrifoliatum ミカン科サンショウ属 |
▼2019年5月15日 雌花 東長江 | ▼花柱は2個あり、花被片8個が1輪に並ぶ。 | |
▼花柱が3個のものもある。 | ▼花は直径約5mm。 | |
▼柱頭が枯れてきた雌花。 | ||
▼頂小葉は長さ約8cm。 | ||
▼鋸歯の凹みに腺点がある。 | ||
▼裏面の脈上に小刺と毛がある。 | ▼基部の膨らんだ鋭い刺がある。 | |
▼突起と刺は長さ約2cm。 | ||
▼2018年7月17日 果実 東持田 | ▼果実(分果)は直径約5mm。 | |
▼果皮にはいぼ状の突起がある。 | ▼いぼ状突起。 | ▼半球形の種子が2個入っていた。長さ約4.5mm。 |
▼葉軸に翼があり、小葉の付け根に刺がある。 | ▼葉は葉柄を含めて長さ約16cm。 | |
▼葉柄の基部に対生する刺がある。 | ▼枝につく対生する刺。 | |
▼幹にも対生する刺がある。 | ||
▼2018年8月22日 果実 東長江 | ▼果実は2分果、果皮にいぼ状突起がある。 | ▼分果の先端に柱頭が残っている。 |
▼果実(分果)は長さ約5mm。 | ▼乾燥して果皮が割れた。種子が1個入る。 | |
▼種子は長さ3.5〜5mm。 | ||
▼幹の刺は基部が膨らんでいる。 | ||
▼刺は高さ約1cm。 | ▼枝の対生する刺。 | |
▼2009年11月23日 果実 宍道 | ||
▼2009年9月21日 果実 宍道 | ▼果皮にはでこぼこがある。 | |
▼葉軸には翼がある。 | ||
▼2013年6月23日 宍道 | ||
▼2012年8月22日 宍道 | ▼葉軸に刺がある。 | |
▼2011年10月26日 宍道 | ▼小葉が2〜3対ある。 | ▼小葉には小さな鋸歯がある。 |
▼葉の裏面主脈に小さな刺がある。 | ▼幹の刺は対生につく。 | ▼切り株から芽を出した。 |
▼2016年12月19日 宍道 | ▼葉軸に翼があり、刺がある。 | ▼小葉が4対あるものがある。 |
▼小葉が2〜4対ある。 | ||