多年草 関東地方・新潟県以西〜九州の海岸に生える。植物体は叢生し、大株を作り匐枝がある。稈は高さ1〜2m、横断面は円形〜鈍3稜形で平滑、多くの葉をつけ、ときに節から短い葉を束生する。葉は幅8〜10mm、上下から扁平、硬くて厚く、中肋と縁に鋸歯がありざらつく。花序は円錐形、5〜7個頂生し、長さ4〜8cm、密に小穂をつける。小穂は長楕円形〜卵形、褐色で長さ3mm、数個集まって径1cm程度の球状の小穂群を作る。鱗片は卵形、長さ約3mm、鋭頭、茶褐色。そう果は卵形、長さ2.5mm、黄褐色。柱頭は3個。別名シシキリガヤ。花期は7〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Cladium jamaicense subsp. chinense カヤツリグサ科ヒトモトススキ属 |
▼2011年7月31日 鹿島 | ||
▼2005年7月18日 鹿島 | ||
▼2014年8月18日 果実 鹿島 | ||
▼枝先に数個の小穂がつき小穂群をつくる。 | ▼鱗片に包まれた果実は長さ約3mm。 | ▼鱗片に包まれた果実、長さ約3.5mm。 |
▼鱗片から取り出した果実は長さ約2.5mm。 | ||
▼果実の横断面、外果皮はコルク質。 | ▼果実の周りは外果皮に包まれている。 | ▼外果皮を取り除いた果実。長さ約1.5mm。 |
▼2005年8月30日 果実 鹿島 | ||
▼2014年9月18日 果実 島根 | ||