ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)

多年草
北アメリカ原産。大正末期ごろ観賞用に渡来し、現在では中部地方以西に野生化しているものもある。茎は白い短毛が多く、高さ30〜60cmになる。茎の下部は木質化することが多い。葉は互生し、長さ5〜7cmの線状披針形で、ふちに浅い鋸歯がある。茎の下部の葉は羽状に浅く裂ける。花は白色または淡紅色で直径約5cm。つぼみのときは下を向いているが、開くと上を向く。花弁は広倒卵形で、基部は黄色を帯びる。花が白色のものもしぼむと淡紅色になる。果実はさく果だが、日本では結実しない。花期は5〜7月。(野に咲く花)
 近年の専門図鑑では「稀に結実する」と変更された。(帰化&外来植物950種)
学名は、Oenothera speciosa
アカバナ科マツヨイグサ属
花がはじめから淡紅色のものをモモイロヒルザキツキミソウ(Oenothera speciosa var. childsii)として分ける場合もある。



▼2011年6月3日 千鳥▼雌しべの先端は十字形になる。

ヒルザキツキミソウ花

ヒルザキツキミソウ雌しべ

ヒルザキツキミソウ花

▼萼片の頂部は合着している。▼下部の葉は深裂する。

ヒルザキツキミソウ萼

ヒルザキツキミソウ花

ヒルザキツキミソウ葉

ヒルザキツキミソウ葉

ヒルザキツキミソウ

ヒルザキツキミソウ




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