ヒメヒオウギズイセン(姫緋扇水仙)

多年草(球根)
南アフリカ原産。日当たりのよい各地の道路沿い、人家周辺などに野生化する。草丈は0.5〜1m。球茎は径1.5〜3cm。茎は2〜4枝に枝分かれして、湾曲することが多い。葉は根生し、披針形で、幅5〜35mm。花序は穂状で、苞は長さ6〜10mm、先のほうは茶色。花は径3cm内外の橙赤色の花を2列につける。花被片は、内外片ともに狭楕円形で、橙赤色、基部はしばしば黄色をおび、長さ16〜25mm、幅6〜9mm。基部は合着して筒状になり、筒部は長さ12〜15mm。雄蕊は長さ15〜22mm、葯は6〜8mm。子房は楕円形で3室、径約3mm内外。花柱は分枝し、柱頭は3裂する。花柱分枝は、長さ約4mmで先端は2裂する。さく果は球形で、押しつぶされたように縮まって凸凹があり、3稜形。種子は球形で黒色、光沢があり、径約2.5mm。花期は6〜8月。(日本の野生植物)
学名は、Crocosmia x crocosmiiflora
アヤメ科ヒオウギズイセン属



▼2015年7月2日 鹿島▼花は直径約5cm。

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン花

▼雄しべ3個、柱頭は3裂し、先端は2裂する。

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン花序

ヒメヒオウギズイセン

▼2010年7月10日 玉湯

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン花序

ヒメヒオウギズイセン蕾

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン




▼2006年7月15日 鹿島

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン

▼2004年7月11日 乃白

ヒメヒオウギズイセン花

ヒメヒオウギズイセン

▼2019年8月24日 果実 鹿島▼ほとんどが結実しない。▼種子の入ったものが数個あった。

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン果序

ヒメヒオウギズイセン果実

▼結実した果実は直径約12mm。▼果実の縦断面。

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン種子

▼種子は長さ5.5〜6mm×幅3〜4mm。

ヒメヒオウギズイセン種子

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

▼2015年9月26日 果実 鹿島▼ほとんどが結実しない。▼1個だけ種子の入ったものがあった。

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン果序

ヒメヒオウギズイセン種子

▼種子は長さ約3.4mm。

ヒメヒオウギズイセン種子

▼2019年8月12日 若い果実 枕木▼果実は3稜形で、凸凹がある。▼果実は直径約7mm。

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン果実

▼果実の縦断面。▼成熟しない胚珠は多数ある。▼調べた全てが結実していない。

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

▼2010年7月31日 若い果実 東忌部

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

▼2008年8月24日 果実 玉湯

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン

▼2009年9月21日 果実 玉湯

ヒメヒオウギズイセン果実

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑