ヘラオオバコ(箆大葉子)

多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物。道端に生える。葉は披針形で直立し長さ10〜20cm、幅1.5〜3cm、多少白毛がある。花茎は高さ40〜60cmとなり、縦に5つの溝がある。花は帯白色。花穂は密に多数の花をつけ長さ3〜4cm、幅1cm。苞はうすく乾膜質透明でやや円形、先は鋭尖形。萼は苞とほぼ同長で膜質透明、4片の中2片はひっつき、長さ2.5mm、緑色の肋上にまばらに毛がある。花柱は10mmも長く花外につき出し、葯は長さ2〜2.5mm。種子は2個で黒褐色、長楕円形、長さ2〜2.5mm、腹面に溝がある。花期は6〜7月。(野に咲く花)
学名は、Plantago lanceolata
オオバコ科オオバコ属



▼2015年5月2日 上本庄▼花は柱頭の伸びた雌性期から雄しべの伸びる雄性期に移る。

ヘラオオバコ花

ヘラオオバコ花

ヘラオオバコ花

▼花茎は長さ約40cm。▼花穂は長さ約3cm。▼雌性期、雌しべの柱頭が伸びる。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼苞と萼に包まれた花は長さ約4mm。▼苞と萼の背面に毛がある。▼左から苞、4個の萼、花。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼4個の萼のうち2個は合着している。▼苞の先は細く伸び、長さ約5mm。▼萼は長さ約3.5mm。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼萼のうち2個は合着している。▼花冠は長さ約3.5mm、雌性期は閉じている。▼花冠を開くと葯がある。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼葯は4個ある。▼花冠は筒状で先が4裂する。▼雌しべが枯れ雄しべが伸びる。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼雄性期、雄しべが2個とれた。花糸が長い。▼雌しべは枯れ、花冠が平開する。▼雄しべが伸び始めている。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼雄性期には花冠が平開する。▼葉はへら形。▼葉は長さ約15cm。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼葉は表面に毛があり、縁に突起がある。▼裏面には脈が突出している。▼葉脈に毛がある。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼花茎の基部には毛が密生する。▼葉の縁に等間隔に小さな突起が並ぶ。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ




▼2011年6月9日 西忌部▼下から咲き上がっていく。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼上部の雌性期の花。▼雄しべの葯。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼葉は長さ約19cm。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼裏面脈上に長毛がある。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼2007年6月2日 玉湯

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼2004年5月15日 袖師

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼2007年5月20日 東忌部▼下部は雄性花、上部は雌性花

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼裏面脈上に長毛がある。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼2015年6月4日 若い果実 上本庄▼果穂は長さ約6.5cm。

ヘラオオバコ果実

ヘラオオバコ果実

ヘラオオバコ果実

▼花冠が残っている。

ヘラオオバコ果実

ヘラオオバコ果実

ヘラオオバコ果実

▼苞と萼に包まれた果実。▼萼から取り出した果実、花冠が残る。▼花冠を除いた果実、長さ約4mm。

ヘラオオバコ果実

ヘラオオバコ果実

ヘラオオバコ果実

▼果実は下半部の横線で割れる。▼種子は2個あり、長さ約3mm。▼胎座を挟んで2個の種子がある。

ヘラオオバコ果実

ヘラオオバコ種子

ヘラオオバコ種子

▼種子の腹面(上)と背面(下)。▼種子が1個入っているもの。▼胎座についた種子。

ヘラオオバコ種子

ヘラオオバコ種子

ヘラオオバコ種子

▼1個の種子(腹面)と胎座。▼種子の背面。

ヘラオオバコ種子

ヘラオオバコ種子

ヘラオオバコ

▼2011年7月13日 果実 西忌部

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼果実は長さ約4mm。▼果実の蓋をとると種子が2個見える。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

▼種子が1個あったもの。白いものは胎座▼種子の腹面に溝状のくぼみ。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ



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