多年草 日本全土の田のあぜや道ばたなど、やや湿ったところに生える。茎は地をはい、節から根を出して増える。葉は黄緑色で3小葉からなる。小葉は長さ2〜3.5cm。葉腋から長い柄を出し、黄色の花を1個つける。花は直径1.2〜1.5cm。副萼片は萼片より大きく、先は3裂し、長い毛がある。果実は直径1.2〜1.5cm。花床は淡紅色でしわがあり、そう果にもしわがある。花期は4〜6月。(野に咲く花) 学名は、Potentilla hebiichigo バラ科キジムシロ属 よく似たものにヤブヘビイチゴがあるが、花が直径約2cmと大きい。(ただし、ヘビイチゴにも直径2cm程度の花がつく場合もある。)また小葉の先が尖る。果期にも花がある。ヤブヘビイチゴとの比較。 ヒメヘビイチゴは小葉が長さ0.5〜1.5cm、花は直径7〜8mm、葯は赤紫色。花期5〜6月。 |
▼2014年5月17日 宍道 | ▼花は直径約1.5cm。 | |
▼蕾。 | ▼萼に包まれた若い果実。 | |
▼萼に包まれた若い集合果、直径約6mm。 | ▼果床は淡紅色。 | ▼果床には毛がある。 |
▼未熟な果実は長さ約1.1mm。 | ▼小葉は長さ約2.6cm、先端は円い。 | |
▼ヤブヘビイチゴとの花の比較。 | ||
▼ヤブヘビイチゴとの葉の比較。 | ||
▼2013年6月23日 果実 宍道 | ▼果実は偽果で表面に果実(そう果)が並ぶ。 | ▼果床は白っぽい。 |
▼そう果が落ちてしまった果床。 | ▼集合果は直径約1cm。 | |
▼果床には毛がある。 | ▼そう果は長さ約1.2mm。 | ▼そう果の側面、隆起したしわがある。 |
▼そう果の背面(左)と側面(右)。 | ▼表面には粒状突起とひだ状の隆起がある。 | |
▼小葉は長さ1.5cm。 | ▼裏面脈上に毛が多い。 | |
▼2014年5月11日 新庄 | ▼萼に包まれた未熟な果実、副萼片は小さい。 | |
▼花は直径約1.5cm。 | ▼萼を除いた未熟な集合果は直径約6mm。 | |
▼未熟な果実は長さ約1.1mm。 | ▼果床は淡紅色、毛がある。 | |
▼小葉は先が円い。 | ▼頂小葉は長さ約2.5cm。 | |
▼2014年5月4日 八雲 | ▼花は直径約1.5cm。 | |
▼副萼片は小さく、あまり目立たない。 | ▼蕾。 | ▼花弁が落ちた花後。 |
▼幼果。 | ||
▼ヤブヘビイチゴとの花の比較。 | ||
▼2014年4月26日 大東 | ▼副萼片は小さい。 | |
▼花は直径約1.5cm。 | ||
▼根生葉は長い柄8cmがある。 | ▼頂小葉は長さ約2.5cm。 | |
▼茎葉の葉柄基部の托葉。葉柄や茎に毛が多い。 | ||
▼2007年5月3日 花は直径1.5cm。 佐草 | ||
▼2007年4月28日 鹿島 | ||
▼2015年6月7日 西長江 | ▼集合果は直径約1cm。 | |
▼果実は長さ約1mm。 | ▼表面にはしわがある。 | |
▼2014年6月1日 果実 美保関 | ▼果実は果床に粒状の果実(そう果)が多数並ぶ集合果。果床は淡紅色。 | |
▼集合果は直径約1cm。 | ||
▼果床の縦断面。 | ▼果実(そう果)の表面に小さな突起がある。 | |
▼果床に毛が多い。 | ▼果実は長さ約1mm、隆起したしわがある。 | ▼(乾燥して変色している。) |
▼ヤブヘビイチゴとの集合果の比較。 | ||
▼2007年5月20日 果実 果床はつやのない淡紅色でしわがあり、そう果にもしわがある。佐草 | ||
▼2014年5月1日 西忌部 | ▼花は直径約2cmと大きいが、葉や果実からヘビイチゴである。 | |
▼花は直径約2cm。 | ||
▼小葉は長さ約2.5cm、先は円い。 | ||
▼2014年5月22日 若い果実 西忌部 | ||
▼そう果にコブ状の突起がある。 | ||
▼果床に毛が多い。 | ▼そう果にコブ状の突起がある。 | ▼そう果は長さ約1.2mm。 |
▼小葉の先は円い。 | ||
▼2014年5月22日 八雲 | ▼花は直径約1.5cm。 | |
▼2014年5月4日 八雲 | ▼副萼片は下へ反り返っている。 | |
▼花は直径約2cm。 | ▼蕾。 | |
▼花弁が落ちた花後。 | ||
▼2006年5月21日 八雲 | ||
▼2004年4月10日 田和山 田 | ||
▼2003年11月8日 加茂 | ||