多年草 ヨーロッパ原産。路傍や庭園、原野などに生育し、やや密に群生する。茎は叢生し直立する。高さ30〜60cm。葉は長さ5〜10cm、幅3〜6mm。柔らかく、両面に長い毛がある。葉舌は鋭形、長さ2〜2.5mm。葉鞘は無毛。花序は穂状、長さ3〜7cm。小穂は線状披針形、長さ8〜9mm、光沢があり芒をつける。1小穂3小花であるが、第1と第2小花は退化して、護穎のみとなる。花期には第2包穎の先に、退化した第2小花の芒と第3小花の2本の柱頭が現れる。第3小花は両性、護穎と内穎は平滑、無毛。果実は長さ1.4〜1.7mm。花期は5〜7月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Anthoxanthum odoratum イネ科ハルガヤ属 |
▼2017年4月19日 八雲 | ▼2個の柱頭と芒が見える。 | ▼花序は長さ約4cm。 |
▼小穂は芒を除いて長さ約7mm。 | ▼3小花のうち第1、第2小花は退化している。 | |
▼退化した第1、第2小花の護穎は芒がある。 | ▼第3小花の護穎と内穎は小さく、無毛。 | |
▼第1,第2小花の護穎は有毛。 | ||
▼高さは約25cm。 | ||
▼2009年5月15日 玉湯 | ▼第2包穎の先から2本の柱頭が出ている。 | |
▼第1苞穎は小さく、第2苞穎は大きい。 | ▼両側に退化した第1小花と第2小花の護穎があり、有毛、芒がある。 | ▼中にある第3小花の護穎と内穎は無毛。 |
▼葉鞘は無毛、葉舌は鋭形。 | ▼葉には長い毛がある。 | |
▼2017年6月12日 東出雲 | ▼果実は殆ど落ち金色の苞穎が残っている。 | ▼残った果実の芒が見える。 |
▼花序は長さ約4cm。 | ▼小穂の第2苞穎は長さ約7mm。 | ▼苞穎を除くと第1、第2小花の護穎に包まれた果実がある。 |
▼第1、第2小花の護穎は芒がある。 | ▼第1、第2小花の護穎は有毛。 | ▼第1小花の護穎を除くと果実が見える。 |
▼第2小花の護穎に包まれた果実。 | ▼内穎と護穎に包まれた果実。 | ▼護穎を取り除いた果実。 |
▼果実は長さ約1.6mm。 | ||
▼2004年5月28日 乃白 | ||
▼2005年5月3日 東忌部 | ||
▼2004年4月10日 田和山 | ||