ハリイ(針藺)

1年草または多年草
北海道〜九州の湿地や池の周辺、水田跡地に生える。植物体は叢生し、匐枝はない。稈は細く直立〜斜上し、高さ10〜20cm、鮮緑色。小穂は頂生し、狭卵形、密花、長さ4〜6mm、時に基部に腋芽ができる。鱗片は卵形、長さ1〜1.5mm、鈍頭、一部に銹(さび)色の部分がある。そう果は倒卵形、長さ0.7〜0.8mm、黄緑色、横断面は鈍3稜形。刺針状花被片は6本、そう果の1.2〜1.5倍の長さで下向きにざらつく。柱基は3角錐形、幅はそう果の1/3、長さは幅の1.5倍である。柱頭は3個。雄しべは1〜2個。花期は6〜11月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜)
学名は、Eleocharis congesta var. japonica
カヤツリグサ科ハリイ属
よく似たオオハリイは、茎の高さが20cm以上、茎の径0.8mm、鱗片が長さ2〜2.5mm、そう果の長さが1〜1.2mmと大きい。


2015年9月2日 大海崎小穂は茎頂に1個つく。
ハリイ小穂 ハリイ小穂 ハリイ小穂
小穂は長さ約5.5mm。鱗片は長さ約1.7mm。柱頭は3岐。刺針状花被片は果実の1.5倍長。
ハリイ小穂 ハリイ鱗片 ハリイ柱頭
果実は柱基を除いて長さ約0.8mm。柱基は三角錐状。茎は長さ約20cm。
ハリイ果実 ハリイ果実 ハリイ
茎は細く径約0.4mm。
ハリイ茎 ハリイ ハリイ



2012年9月27日 大海崎小穂は茎頂に1個つく。小穂は長さ約5mm。
ハリイ ハリイ ハリイ
鱗片は長さ約1mm。刺針状花被片は果実の1.2〜1.5倍長。
ハリイ ハリイ ハリイ
果実は長さ0.7〜0.8mm、3稜形。三角錐状の柱基がある。茎は高さ約11cm。
ハリイ ハリイ ハリイ
ハリイ ハリイ
2012年8月19日 東忌部高さは約19cm。小穂は約4mm。
ハリイ ハリイ ハリイ
小穂についた不定芽。茎の基部は赤褐色を帯びる。果実は約0.8mm。三角錐状の柱基がある。
ハリイ ハリイ ハリイ
鱗片は長さ約1.5mm。果実は長さ0.7mm、刺針状花被片は柱基よりやや高い。
ハリイ ハリイ ハリイ
2005年9月18日 東忌部
ハリイ ハリイ ハリイ
2012年8月22日 宍道小穂は茎頂に1個つく。
ハリイ ハリイ ハリイ
小穂にできた不定芽。高さは約20cm。
ハリイ ハリイ ハリイ
小穂は長さ約5mm。鱗片は長さ約1.5mm、果実は長さ約1mm。茎の基部は赤褐色を帯びる。
ハリイ ハリイ ハリイ
ハリイ


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