多年草 北海道〜九州の海岸の草原に生育し、散生またはまばらに群生する。根茎は短く、ほふく根茎を欠き、越冬芽は地表に現れる。茎は直立・叢生。葉は無毛。葉舌は短く長さ1mm。葉耳は挟三角形。成葉の葉鞘は無毛。花序は穂状、やや湾曲し長さ10〜20cm。小穂は花軸に通常双生し、長さ8〜10mm、3〜4個の小花からなる。苞穎は被針形、ほぼ同長、7〜11mm、有芒。護穎は披針形、3〜5脈があり、長さ8〜10mm、先は長さ10〜20mmの芒となる。芒は少し外側に屈曲する。内穎は護穎と等長。果実は黄褐色、頭部に白毛を被り長さ5〜6mm。花期は7月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Elymus dahuricus イネ科エゾムギ属 |
▼2015年6月21日 島根 | ▼花序は長さ約11cm。 | |
▼小穂は2個ずつついている。 | ▼2個ずつついた小穂。 | ▼護穎に長さ約2.5cmの芒がある。 |
▼苞穎の先は芒となり、3小花がある。 | ||
▼葉舌はごく短い。 | ▼葉鞘や茎は無毛。 | |
▼2014年6月30日 島根 | ▼花序は長さ約14cm。 | ▼小穂が節に2個ずつついている。 |
▼小穂は長さ約13mm、芒が20mm以上ある。 | ||
▼苞穎は2個がほぼ同長、先端が芒になる。 | ▼苞穎は長さ約8mm。 | |
▼4小花があり、護穎には長い芒がある。 | ▼内穎は護穎と等長、長さ約10mm。 | ▼若い果実は長さ約5mm、頭部に毛がある。 |
▼果実の頭部の毛。 | ▼葉鞘は無毛。 | |
▼葉舌は短い。 | ▼高さは約1m。 | |
▼2018年7月14日 島根 | ▼花序は長さ約14cm。 | |
▼芒が20mm以上ある。 | ▼茎や葉鞘は無毛。 | ▼葉舌は短い。 |