多年草 日本全土の海岸の砂地に生える。茎は高さ30〜70cm、根はあまり太くならない。葉は両面に毛を散生し、葉柄と共に長さ5〜20cm、幅2〜5cm、羽状に全裂し側羽片は2〜7対。花は淡紅紫色。花弁は長さ2cm内外、紫脈があり、基部は長い爪がある。果実は無毛、長さ5〜8cm、2〜5個の種子があり、じゅず状にくびれて先は細くとがる。熟しても裂開しない。ダイコンの野生化したものと考えられる。花期は4〜6月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Raphanus sativus var. raphanistroides アブラナ科ダイコン属 栽培ダイコンの野生化したものといわれていたが最近では、藤田智「恵泉 野菜の文化史(1)ダイコン「、「ハマダイコンの多くは、栽培種の逸出野生化したものでなく、大陸から古い時代に渡来した野生ダイコンの後代」などとされる。 |
▼2014年3月31日 鹿島 | ▼萼片4個は直立する。 | ▼花は直径約2cm。 |
▼葉は根生する。 | ▼根生葉は長さ約12cm。 | ▼粗い毛がある。 |
▼葉軸や葉脈に毛がる。 | ▼上部の茎葉は羽状にならない。 | |
▼茎に刺状の毛がある。 | ||
▼2010年3月6日 玉湯 | ||
▼2009年4月19日 玉湯 | ||
▼2007年3月10日 島根 | ||
▼2012年6月25日 果実 玉湯 | ▼果実は節毎に切れる。 | |
▼節の所で区切られている。 | ▼種子は長さ約3.5mm。 | |
▼2012年5月24日 若い果実 玉湯 | ▼種子が1〜6個入っている。 | ▼果実の先端が細長くとがる。 |
▼横断面。くびれの所で仕切られている。 | ▼縦断面。種子はコルク質の果皮に包まれる。 | |
▼2004年5月23日 果実 鹿島 | ||
▼2004年11月20日 ロゼット 美保関 | ||
▼2018年10月15日 芽生え 大井 | ||
▼2007年3月31日 末次 | ||
▼2005年4月9日 鹿島 | ||
▼2005年11月5日 島根 | ||
▼2004年4月18日 鹿島 | ||