常緑高木 地中海沿岸原産。高さ12mに達する。樹皮は灰色で皮目が多い。新枝は緑色で、紫褐色を帯びる。葉は互生。葉身は長さ7〜9cm、幅2〜3.5cmの長楕円形〜狭楕円形。先端はとがり、基部はくさび形。かたい革質で、ふちは波打つ。葉柄は1cm以下で、赤褐色を帯びる。雌雄別株。日本に雌株は少ない。葉腋に淡黄色の小さな花が集まってさく。花被片は4個、雄花では長さ約3.5mmの楕円形、雌花はやや小さい。雄花の雄しべは8〜12個。雌花には雌しべ1個と仮雄しべが4個ある。雄花の内側の雄しべと雌花の仮雄しべの内側に黄色の腺体がつく。果実は液果。長さ8〜10mmの楕円形で、10月に暗紫色に熟す。種子は球形。花期は4月。別名 ローレル(英)、ローリエ(仏) 冬芽の葉芽は卵形で先端はややとがる。花芽は球形で柄がある。(樹に咲く花) 学名は、Laurus nobilis クスノキ科ゲッケイジュ属 |
▼2015年4月21日 雌花 植裁 玉湯 | ▼雌しべと4個の黄色い腺体がある。 | |
▼2011年2月23日 冬芽 植裁 玉湯 | ▼葉の縁が波打つ。 | |
▼2015年11月21日 葉の表面 植裁 玉湯 | ▼葉脈の基部に膨らみがある。 | ▼葉の裏面、葉脈の基部に毛叢がある。 |
▼2012年2月8日 葉の表面 植裁 玉湯 | ▼葉脈の基部に膨らみがある。 | |
▼葉の裏面 葉脈の基部に毛叢がある。 | ||