ガガブタ(鏡蓋)

多年草
本州〜九州の湖沼やため池などに群生する。茎は細くて長く、1〜3個の葉をつける。葉身は広楕円形または卵状円形で径4〜20cm、基部は深い心形、全縁、裏面は紫色、微小な腺点がある。葉柄は長さ1〜2cmで、基部はやや耳状になり花序の基部を抱く。花は葉柄の基部に数個〜多数束生する。花柄は長さ3〜10cm、萼裂片は卵形で長さ4〜6mm。花冠は白色で、径約15mm、裂片の内面と縁に長い毛が密生する。株により長花柱花と短花柱花がある。さく果は楕円形で長さ4〜5mm。種子は広楕円形で光沢があり、長さ0.8mm。花期は7〜9月。(日本の野生植物)
学名は、Nymphoides indica
ミツガシワ科アサザ属
 よく似たヒメシロアサザは花の縁にだけ白毛がある。



▼2019年9月4日 秋鹿▼花冠の内側に白長毛が密生する。▼花柱が短い短花柱花。

ガガブタ花

ガガブタ花

ガガブタ花

▼花冠裂片の長毛。▼葉柄の基部に花が束生する。

ガガブタ花

ガガブタ

ガガブタ

▼短い葉柄がある。▼細い根が太短くなって殖芽を形成する。

ガガブタ

ガガブタ

ガガブタ

ガガブタ

ガガブタ




▼2014年9月11日 秋鹿▼花冠の内側に白長毛が密生する。

ガガブタ花

ガガブタ花

ガガブタ花

ガガブタ

ガガブタ

▼2014年8月12日 秋鹿▼花冠の内側に白長毛が密生する。

ガガブタ花

ガガブタ花

ガガブタ花

▼夏から秋に殖芽が形成される。

ガガブタ花

ガガブタ花

ガガブタ殖芽

▼太く短い根が房状になった殖芽。

ガガブタ殖芽

ガガブタ

ガガブタ

▼2018年9月27日 秋鹿

ガガブタ花

ガガブタ花

ガガブタ

ガガブタ

▼2014年6月24日 秋鹿▼葉は長さ約13cm。▼裏面は紫色を帯び、粒状の腺点がある。

ガガブタ葉

ガガブタ葉

ガガブタ葉裏面

▼粒状の腺点がある。▼短い葉柄の基部に花(蕾)がつく。

ガガブタ葉裏面

ガガブタ蕾

ガガブタ葉

ガガブタ

ガガブタ

▼2014年11月4日 殖芽 秋鹿▼減水された溜池。

ガガブタ殖芽

ガガブタ殖芽

ガガブタ殖芽

▼2015年8月1日 秋鹿

ガガブタ

ガガブタ

ガガブタ

▼2019年9月30日 果実 秋鹿▼果実は萼に包まれている。萼は長さ約6mm。

ガガブタ果実

ガガブタ果実

ガガブタ果実

▼萼を除くと果実がある。▼果実は長さ約3.5mm。

ガガブタ果実

ガガブタ果実

ガガブタ果実

▼未熟な種子は直径約0.3mm。

ガガブタ

ガガブタ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑