落葉低木 北海道〜九州の山地の 日当たりのよいところに生える。茎や枝はつる状にのび、高さ約2m以上になる。茎や枝は赤紫色の長い腺毛が密生し、長さ4〜8mmの細い刺がある。葉は互生。長さ10〜20cmの奇数羽状複葉。花のつく枝は小葉が1対、1年目の茎には小葉が2対つくものもある。小葉のふちには欠刻状の鋸歯がある。裏面は白い綿毛が密生し、脈上と葉柄には腺毛と刺がある。枝先に淡紅紫色の花が数個集まってつく。花弁は長さ5mmほどで直立する。萼の外面には腺毛が密生し、軟毛もまじる。果実は集合果。直径約1.5cmの球形で、8月に赤く熟す。別名ウラジロイチゴ。 花期は6〜7月。 冬芽には白い軟毛が密生する。(樹に咲く花) 学名は、Rubus phoenicolasius バラ科キイチゴ属 |
▼2016年5月21日 美保関 | ▼花弁は平開しない。 | |
▼花弁が落ちた花。 | ▼雌しべの周りを雄しべが囲んでいる。 | ▼萼は直径約2.7cm。 |
▼受粉が終わると萼はまた閉じる。 | ▼蕾(上)と幼果(下)。 | |
▼2008年6月8日 枕木山 | ▼白い花弁は直立し、平開しない。 | |
▼葉の裏面は白い綿毛が密生する。 | ||
▼2007年6月10日 蕾 島根 | ||
▼2015年6月21日 果実 島根 | ▼萼や果柄には腺毛が密生する。 | |
▼集合果は直径約1.5cm。 | ||
▼1個の果実は長さ約4mm、1個の核が入る。 | ▼核は長さ約2.1mm。 | |
▼表面には網目状の凹凸がある。 | ▼若い果実は萼が閉じている。 | |
▼2015年8月1日 核 鹿島 | ▼果皮と果肉が落ちて核が現れている。 | ▼核は長さ約2mm。 |
▼核には網目状の凹凸がある。 | ||
▼2019年7月6日 核 鹿島 | ▼果皮と果肉が落ちて核が現れている。 | ▼果肉の残った核(左)と落ちきった核(右) |
▼核は長さ約2.2mm。 | ▼核は網目状の凹凸がある。 | ▼熟した果実。 |
▼花柱が残っている。 | ▼若い果実。 | |
▼2012年7月15日 美保関 | ||
▼葉表には毛が散生する。 | ▼葉裏は白い。 | |
▼綿毛が密生し、脈上に刺と腺毛がある。 | ▼葉裏の脈上に並ぶ刺。 | ▼葉柄に毛と刺がある。 |
▼茎に腺毛と刺がある。 | ||
▼2015年4月22日 若葉 島根 | ||
▼茎には刺と腺毛、毛がある。 | ▼葉は長さ約18cm。 | |
▼表面には毛が多い。 | ▼表面の毛。 | ▼裏面は白い綿毛に覆われている。 |
▼葉脈に刺や腺毛がある。 | ▼葉脈に腺毛と毛があり、綿毛が密生する。 | ▼綿毛の拡大。 |
▼葉柄に刺と腺毛、毛がある。 | ▼葉柄の腺毛と毛。 | |
▼2008年12月20日 鹿島 | ||
▼冬芽は紡錘形で軟毛がある。 | ||
▼2012年8月8日 大東 | ||