ボタンヅル(牡丹蔓)

落葉つる性半低木
本州〜九州の山地や原野に普通。茎は稜角があり短毛がある。葉は長柄があり、1回3出複葉。小葉は広卵形鋭尖頭、欠刻縁、裂片は鋭頭、基部は円形または浅心形、小葉柄があり、両面短毛があって長さ3.5〜7cm。葉腋から円錐花状集散花序に上向きに平開する。萼片は4、長楕円形、鋭頭または凹頭、外面灰白色の短毛があり、長さ8〜10mm。雄ずいは多数、扁平、無毛、長さ5〜6mm、葯は長さ2mm。そう果は多数、長卵形、長さ4mm、白毛がある。花柱は長さ10mmで羽状。花期は8〜9月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Clematis apiifolia
キンポウゲ科センニンソウ属
よく似たセンニンソウは葉が羽状複葉、雄しべが萼片より短い。蕾の先が尖る。そう果は扁平になる。



▼2012年8月30日 大東▼雄しべの花糸は萼片と同長。▼花は直径約2cm。

ボタンヅル花

ボタンヅル花

ボタンヅル花

▼花弁はなく、花弁状の萼片がある。▼雄しべは多数、雌しべは数個ある。

ボタンヅル花

ボタンヅル花

ボタンヅル花

▼蕾の先は丸い。

ボタンヅル花序

ボタンヅル蕾

ボタンヅル蕾

▼センニンソウとの蕾の比較。

ボタンヅル蕾

ボタンヅル葉

ボタンヅル葉

▼小葉の葉柄は長い。▼小葉には不揃いの鋸歯がある。▼表面に毛が散生する。

ボタンヅル葉

ボタンヅル葉

ボタンヅル葉

▼小葉の裏面に毛がある。▼茎には細毛がある。

ボタンヅル葉裏面

ボタンヅル葉裏面

ボタンヅル茎

ボタンヅル花序

ボタンヅル




▼2010年9月1日 八雲
▼蕾の先端は丸い。

ボタンヅル花

ボタンヅル花

ボタンヅル蕾

ボタンヅル葉

ボタンヅル葉

ボタンヅル

▼画像の上はセンニンソウ、下がボタンヅル

ボタンヅル

▼2007年8月12日 八雲▼葉は3出複葉、ふぞろいの鋸歯がある。

ボタンヅル花

ボタンヅル葉

ボタンヅル花序

ボタンヅル

▼2005年8月20日 八雲▼蕾の先は丸い。

ボタンヅル花

ボタンヅル蕾

▼2004年8月21日 西忌部

ボタンヅル花

ボタンヅル

▼2014年2月24日 果実 新庄▼果実は長い羽毛状の花柱がある。

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

▼羽毛状の花柱は長さ約1cm。▼果実は長さ約4mm、短毛が密生。

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

▼花柱の毛には刺はない。

ボタンヅル果実

ボタンヅル

ボタンヅル

▼2012年11月7日 果実 八雲▼果実の先端に花柱が羽毛状に残る。

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

▼果実は長さ約4mm、花柱は長さ12mm。▼果実には毛が密生する。

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル

ボタンヅル

▼2012年10月25日 果実 八雲▼花柱が羽毛状になって残る。▼羽毛状の花柱は長さ約1.2cm。

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

▼果実は長卵形、長さ約5mm、短毛がある。

ボタンヅル果実

ボタンヅル果実

ボタンヅル果序

ボタンヅル

▼2005年7月17日 八雲

ボタンヅル葉

ボタンヅル葉

ボタンヅル

▼2011年5月4日 芽吹き 八雲

ボタンヅル芽吹き

ボタンヅル芽吹き

ボタンヅル若葉

ボタンヅル

ボタンヅル

▼2004年7月24日 東持田

ボタンヅル

ボタンヅル



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑