ビワ(枇杷)

常緑高木
中国から渡来したといわれているが、野生も確認されている。原産説についてはいろいろ議論があるが、奈良時代に記述があり古くから日本にあったのは間違いない。暖地で果樹として栽培されている。高さ6〜10mになる。樹皮は灰褐色。横じわがある。若い枝には褐色の綿毛が密生する。葉は互生。葉身は長さ15〜20cmの広倒披針形〜狭倒卵形。先端はとがり、基部はしだいに狭くなって葉柄に続く。表面は無毛で光沢があり、ふつう縁の上半部に粗い鋸歯がある。裏面には褐色の綿毛が密生する。長さ10〜20cmの円錐花序に芳香のある小さな花が100個前後つく。花は直径約1cm、花弁は白色で5個ある。花弁の内側の下部、萼、花序には褐色の綿毛が密生する。果実はナシ状果。直径3〜4cmの広楕円形で、5〜6月頃に黄橙色に熟す。果実ははじめ綿毛があるが、のちに無毛。果実の頂部には内側に曲がった萼片が残る。種子は長さ2〜3cm。なかには白い肉質の子葉が入っている。花期は11〜1月。
冬芽は、褐色の綿毛におおわれる。(樹に咲く花)
学名は、Eriobotrya japonica
バラ科ビワ属



▼2012年1月18日 玉湯▼はっきりしないが花柱は5本ある。

ビワ

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▼花柄や苞、萼に綿毛が密生する。

ビワ

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▼2011年2月23日 玉湯▼雌しべの柱頭は5裂する。

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▼葉痕

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▼2005年11月26日 八雲

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▼2007年6月23日 果実 鹿島

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▼2011年6月1日 幼果 玉湯

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▼2006年5月5日 幼果 上乃木

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▼2006年2月25日 冬芽 八雲

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▼2010年3月6日 玉湯

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▼2004年11月20日 美保関

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