ビッチュウヤマハギ（備中山萩）

落葉半低木 富山県・静岡県以西〜九州の日当たりのよい山地にふつうに見られる。高さ1.5ｍに達する。頂小葉の葉身は楕円形〜長楕円形、ふつう鋭頭あるいはやや鈍頭、長さ2〜6cm、向軸側表面有毛。花は紅紫色で、長さ12〜17mm。萼は4裂し、萼裂片は狭卵形、鋭頭、筒部よりやや長く、背軸側裂片は他より少し長い。小苞は狭卵形、節果は楕円形、長さ6〜8mm、幅約3mm。別名ニシキハギ。花期は8〜10月。（日本の野生植物） 学名は、Lespedeza thunbergii subsp. thunbergii f. angustifolia マメ科ハギ属 ニシキハギはビッチュウヤマハギと同種とされることもあるが、ニシキハギは野生種であるビッチュウヤマハギが栽培されている間に他の種と交雑をして生じたいろいろな型の雑種の集合と考えられる。ハギ属の分類（東京大学総合研究博物館）

▼2011年10月8日　八雲	▼萼裂片はとがり、筒部より長い。	▼果実
		▼葉の表面に毛がある。

▼2010年9月11日　八雲須谷
▼翼弁は竜骨弁より短く、色が濃い。	▼萼裂片は細く伸びる。上唇は浅く2裂。	▼下から。
▼中脈が針状となって凸出する。		▼葉の表面にも毛がある。
▼葉の裏面は毛が密生する。
▼2009年10月11日　果実　八雲須谷	▼萼裂片は細く伸びる。
	▼中脈が針状となって凸出する。	▼先端は円頭から凹頭まである。
▼2009年7月18日　八雲須谷

▼2012年7月8日　宍道
▼葉の表面に細かい毛が密生する。

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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