1年草 関東地方以西〜九州の低地の湿地に生え、路傍や休耕田の湿った場所に多い。植物体は多少叢生し、匐枝はなく、高さ20〜50cm、硬く、稈の横断面は3稜形。葉は硬く、幅1〜1.5mm、通常、稈より短い。基部の鞘は濃赤褐色。花序は散形、花序の下部に長い苞葉の葉身が3〜6枚つく。花序枝は長く、枝端に5〜10個の小穂をつける。小穂は線形、長さ1〜2cm、扁平、鋭頭、茶褐色で光沢があり、20〜50個の花をつける。鱗片は狭卵形、長さ約2mm、円頭。そう果は倒卵形、長さ0.8〜1.0mm、褐色、横断面はレンズ形、稜が小穂の中軸に向く。花柱の長さはそう果の約1.5倍。柱頭は2個。花期は8〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Cyperus flavidus カヤツリグサ科カヤツリグサ属 |
▼2015年9月29日 東忌部 | ▼苞葉は花序より長い。 | |
▼小穂は茶褐色になる。 | ▼小穂は長さ約12mm。 | |
▼鱗片の先端は円頭。 | ▼鱗片は長さ約2mm。 | ▼柱頭は2岐、果実は長さ約1mm。 |
▼花茎は高さ23cm。 | ||
▼2014年9月8日 玉湯 | ||
▼茎の先に花序より非常に長い苞葉がある。 | ▼枝の先に小穂が14個ついている。 | |
▼小穂は長さ約1cm。約20個の小花がある。 | ▼鱗片の縁は濃い紫褐色。 | |
▼鱗片は長さ約1.9mm。 | ▼若い果実。柱頭は2岐する。 | ▼果実は長さ約0.9mm。 |
▼果実の表面に粒状突起がある。 | ||
▼茎は高さ約25cm。 | ||
▼2012年8月26日 東出雲 | ||
▼非常に長い苞葉がある。 | ||
▼小穂は長さ約1.9cm。 | ▼鱗片の先は円頭。 | |
▼鱗片は長さ約2mm。 | ▼果実は長さ約1mm、柱頭は2岐。 | |
▼果実の表面に微小な粒状突起がある。 | ||
▼花茎の高さ約40cm。 | ||
▼2009年8月24日 玉湯 | ||
▼2015年8月16日 八雲 | ▼苞葉は3本あり、1本は著しく長い。 | |
▼花序枝は長さ約4cm。 | ▼小穂は長さ3〜4mm。 | |
▼鱗片は長さ約2.2mm。 | ||
▼まだ花ができていない。 | ▼最長の苞葉は長さ約45cm。 | ▼茎は長さ約40cm。 |
▼茎の断面、鈍い3稜がある。 | ||
▼2005年9月10日 佐草 | ||
▼2003年10月13日 佐草 | ||
▼2003年10月4日 乃白 | ||