落葉つる性木本 北海道、関東地方以西〜沖縄の低地の草原や道端、林縁などに生える。枝は淡黄褐色の毛が生える。つるは右巻き。葉は互生。葉身は長さ3〜12cm、幅2〜10cmの広卵形〜卵心形。葉の形は変化が多く、ときに浅く3裂する。縁は全縁。両面とも淡黄褐色の毛がある。葉柄は長さ1〜3cm。雌雄別株。枝先と葉腋に小さな花序をだし、黄白色の花をつける。花弁と萼片は6個。雄花の雄しべは6個。雌花には雌しべ6個と仮雄しべが6個ある。花弁の先は2裂する。果実は核果。直径6〜7mmの球形で、10〜11月に粉白を帯びた黒色に熟す。核は直径約5mm。中心がへこんで、まるまった芋虫のような形をしている。外面には横方向に、やや細かいしわがある。別名カミエビ 花期は7〜8月。(樹に咲く花) 子房が6個の心皮に分かれ、花後に心皮が離れ、各々が1個の果実になる。 学名は、Cocculus trilobus ツヅラフジ科アオツヅラフジ属 似たものにツヅラフジがあるが、葉柄が長く、茎や葉が無毛。 |
▼2013年8月26日 雄花 東持田 | ▼萼の中に6個の花弁がある。 | |
▼花は直径約3mm、雄しべ6個。 | ▼花弁の先は2裂する。 | ▼大3個、外側に小3個、計6個の萼がある。 |
▼葉柄が短い。 | ||
▼2013年7月25日 雌花 八雲 | ▼花弁は先端が2裂している。柱頭は6個。 | |
▼花は直径約4mm。 | ||
▼2010年9月11日 雌花 大草 | ▼内側にあって先が2裂するのが花弁。雌しべの柱頭が6個。 | |
▼若い果実 | ||
▼葉柄が短い。 | ||
▼2004年7月25日 雄花 上乃木 | ▼丸いのは萼、細く先が2裂する花弁。 | |
▼2003年9月11日 雄花 東出雲須田 | ||
▼茎に毛があり、葉柄が短い。 | ▼1〜3cmの葉柄に毛がある。 | ▼葉裏に毛がある。 |
▼2004年6月13日 雄花 鹿島 | ||
▼2012年10月25日 果実 八雲 | ▼1花から6個の果実ができる。 | ▼果実が果柄につく様子。 |
▼果実を全部取り除いた。 | ▼1花から4個の果実があった。 | ▼果実は直径約7mm。 |
▼1個の核がある。 | ▼核は直径約5mm。 | |
▼2011年10月8日 果実 八雲 | ▼若い果実。 | ▼1個の花から6個の果実ができる。 |
▼核 | ▼ぬめりを取った核、直径約5mm。 | |
▼2010年11月3日 果実 鹿島 | ▼核 | |
▼2004年1月1日 果実 佐草 | ||
▼2006年10月28日 果実 佐草 | ||
▼2005年10月23日 果実 乃白 | ||
▼2003年9月28日 果実 乃木福富 | ||
▼葉柄が短い。 | ||
▼2005年10月30日 核 鹿島 | ||
▼2010年6月6日 玉湯 | ▼葉の幅が15cm以上ある。 | ▼各所に毛が多いのでアオツヅラフジと判断。 |
▼2005年7月10日 東忌部 | ||